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Ayutthaya / Chiang Mai

アユタヤ/チェンマイ

アユタヤ

ユネスコ世界文化遺産に登録されていることでも知られる、遺跡の街・アユタヤ。1351年にアユタヤ朝初代ウートーン王によって建設されてから、1767年にビルマ軍の攻撃を受けて破壊されるまで、400年以上にわたってタイを治めた都でした。川で囲まれた立地条件は交易に適し、各地から米、鹿皮、漆、蘇木(染料として用いました)などの物産を集積させては、ヨーロッパや東アジア諸国と交易を行って繁栄しました。最盛期のアユタヤは、川沿いに築かれた延長12キロメートルにおよぶ煉瓦と紅土とモルタルの城壁によって囲まれ、その城壁内には王宮や寺院、市場などが、城壁の外には日本をはじめさまざまな国からの外国人が暮らす居留区などが設けられた、国際的な都市だったようです。現在のアユタヤには、当時の歴史遺産が数多く保存され、かつて繁栄していた王朝を偲ぶことができます。

チェンマイ

一方、バンコクの北方約720キロに位置するチェンマイは、ランナー王朝初代メンラーイ王によって1296年に建設された都。チェンとはタイ北部弁で「都」、マイは「新しい」という意味で、それまで支配していたチェンライから勢力を拡大し、新しい首都としてチャオプラヤー川上流にあたるピン川のほとりにつくられました。以降、外壁や城門、城壁、数多くの仏教寺院などが整備されたチェンマイを拠点に、14〜16世紀にかけては周辺都市を支配下に置いて繁栄を遂げたランナー王朝でしたが、ビルマ軍の侵攻を受け、16世紀半ば~18世紀半ばは、概ねその支配下となりました。そのような歴史から、チェンマイは言語から食事、建築様式、民族衣装、工芸などまで中央部とは異なった独特の文化を育んできました。

そんな異なる歴史や文化背景をもつふたつの古都、アユタヤとチェンマイを結ぶタイ国鉄の旅。タイならではのおすすめコースのひとつです。ぜひ出かけてみてください。

こうやって行きました

アユタヤ

アユタヤへの行き方

鉄道

バンコク〜アユタヤ間は71キロ。バンコクのフアランポーン駅から特急で所要約1時間15分、普通で所要約2時間です。普通列車の料金は1等66バーツ、2等35バーツ、3等15バーツ。特急列車または急行列車はそれぞれ特急券/急行券が必要。始発は04:20、最終は23:40。一日38本。

バス

北バスターミナル(モーチット2)から、901号バスで所要約70分。運賃は冷房バスで50バーツ。始発は04:30、最終は19:30。20分間隔で出発。

バンコクからアユタヤまでチャオプラヤー川を遊覧船で出かける一日クルーズもあります。料金は約1,800バーツ。

アユタヤ市内のアクセス

アユタヤ島を回るロングテールボート

チャンタラカセーム博物館前でチャーターすることができます。料金は距離によりますが、アユタヤ島を一周するコースで1000バーツ前後。

ランチ/ディナー・クルーズ

ランチまたディナーをいただきながらアユタヤ島を一周するクルーズ。ランチは12:30から、ディナーは19:30から。料金は850バーツ。

トゥクトゥク

アユタヤ市内を回るのには、トゥクトゥクが便利です。アユタヤ島の中を回るのに50バーツ前後。

レンタルサイクル

レンタルサイクルで回るのがもっとも安い方法です。レンタルサイクル屋はアユタヤ駅前に数軒あり、一日(17:00ぐらいまで)でレンタル料は30〜50バーツ。ブレーキがしっかりしたものを選ぶようにしましょう。

チェンマイ

チェンマイへの行き方

鉄道

バンコクのフアランポーン駅から一日6本運行しています。始発は08:30で、最終は22:00、所要時間はだいたい12〜15時間。料金は普通車の場合、2等で611バーツ、寝台特急の場合、1等の上段1253バーツ、下段1453バーツ、2等の上段791バーツ、下段881バーツ。

バス

北バスターミナル(モーチット2)から、所要時間約10時間。始発は05:30、最後のバスは22:20。定員24名でリクライニングできる座席のVIP冷房車は、625バーツ、定員42名の冷房車は403バーツ、定員60名の冷房車は322バーツ、そして定員60名の冷房なしの普通車は224バーツと、4つの車種があり、40分間隔で出発。

飛行機

チェンマイ行きのタイ国際航空はスワナプーム国際空港から、一日10便、水・金・日は11便に増便する他、バンコクエーウェーズは一日4便出ています。料金は、いずれも片道2,170バーツ。所要時間約1:20時間。

チェンマイ市内および郊外へのアクセス

トゥクトゥクもありますが、チェンマイではソンテオと呼ばれる乗り合いタクシーが庶民の足。自由に行動したいならレンタルバイク(一日200バーツ程度)もどうぞ。

ソンテオ

ピックアップトラックの荷台を改造した乗り合いタクシー。乗客は後ろの荷台部分に設けられたベンチシートに座ります。このベンチシートが2(ソン)列(テオ)なのでソンテオ。車体の色によって大まかな行き先が分かれていて、チェンマイ市内を走っているのは主に赤色のソンテオです。郊外/他県行きのソンテオはチャンプアック・バスターミナルやワローロット市場前などから出ています。

赤ソンテオ
チェンマイ市内を走ります。運転手さんに行き先を告げてOKだったら乗り込みましょう(乗り合いなので)。料金は約20バーツ。チャーターも可能ですが、値段は距離と交渉次第。
白ソンテオ
チェンマイ〜サンカムペーン間、チェンマイ〜メーテーン間、チェンマイ〜ソイサケッド間、チェンマイ〜メーマライ間を走行。
黄ソンテオ
チェンマイ〜メーリム間、チェンマイ〜チョムトーン間などを走行。
緑ソンテオ
チェンマイ〜サンサーイ間、チェンマイ〜メーチョー間などを走行。
青ソンテオ
チェンマイ〜ランプーン間を走行。
橙ソンテオ
チェンマイ〜ファーン間を走行。

行ったところ/見たもの

フアランポーン駅

สถานีรถไฟหัวลำโพง

1916年に竣工した、バンコク最大かつ最古のターミナル駅。正式名は「バンコク駅」ですが、地元の人々の間ではもっぱら「フアランポーン駅」として親しまれています。チェンマイまでの北本線、ウボンラチャターニーとノンカイまでの東北線、サケオ(アランヤプラテート)とラヨーンまでの東線、そしてナラティワートまでの南線、さらにパダンベサーを経てマレーシアのバタワースにつづく国際鉄道の路線が、ここから発車しています。ドイツのフランクフルト駅をモデルにデザインされたドーム型の駅舎は独特の趣をもち、構内には旅行案内所、銀行、両替所、レストラン、フードコート、コンビニ、インターネットコーナー(有料)のほか、長旅の旅行者のためのシャワー室(有料)なども。一日約200本の列車が24時間発着しています。

住所 1 Rongmuang Road, Rongmuang, Pathumwan, Bangkok 10330
アクセス

地下鉄「ファランポーン駅」を出てすぐ

料金 ファランポーン駅〜ドーンムアン駅間(運行距離21キロ)で、3等列車が5バーツ<
問い合わせ先 Tel: 02-222-0175, 02-621-8701, 02-220-4567

ワット・プッタイサワン

วัดพุทไธศวรรย์

アユタヤ島外の南側に建つ寺院。アユタヤ朝初代ウートーン王は、島内で都を構えるまで、ここを宮殿として3年間暮らしていましたが、即位後、ここを修復して寺院名を現在の「ワット・プッタイサワン」に改名したと伝えられます。寺院のシンボルである白くてトウモロコシ形の主塔=プラ・プラーンは、アユタヤ初期に建てられたクメール様式のものですが、1898年に現在の姿に改築。その正面には、ウートーン王の神像が祀られています。境内の西側には、僧侶が住む「僧域」がありますが、その一角には船底を模した2階建ての建物があり、ここはアユタヤ後期の歴代王や市民らに広く尊敬された高僧のソムデット・プラプッタ・コーサーチャーンが住んだ場所でした。また、寺院周辺には華僑、ムスリム、キリスト教徒のポルトガル人、ベトナム人など様々な民族・宗教の集落がありました。現在も近所にムスリムの人々がたくさん暮らしています。

住所 15 Moo 8, Tambon Sampao Lom, Amphur Pra Nakorn Sri Ayutthaya, Ayutthaya
アクセス 市内からトゥクトゥクで約25分
料金 無料
問い合わせ先 Tel: 035-242-555

セント・ジョセフ教会

วัดนักบุญยอเซฟ

1665年、ナラーイ王から土地や木材、レンガなどを譲り受けたフランス人司教ピエール・ランベール・ド・ラ・モット(Pierre Lambert de la Motte)によって建設された教会。司教らは当初、中国を目指して途中アユタヤに立ち寄りましたが、中国で布教活動が厳しく制限されていたため、東アジアの布教活動の拠点として、ここを選んだと言われています。ナラーイ王時代には、病院や神学校なども併設しましたが、王没後は、セント・ジョゼフ教会も波乱な時代を迎えます。そして、アユタヤ滅亡の1767年には、アユタヤ軍がここを攻撃の陣営に使用していたため、ビルマ軍はここを悉く破壊のうえ、神父らをビルマに連行したそうです。現在の教会は1831年から1847年にかけて、当時バンコク王朝を訪問していたパレゴワ神父により復興されたものです。建物の中には、ランベール・ド・ラ・モット司教の遺骨が安置されています。毎年3月第3土曜日には、教会にとって年に一度の盛大な祝賀会が開かれます。

住所 30 Moo 11,Tambon Sampao Lom, Amphur Pra Nakorn Sri Ayutthaya, Ayutthaya
アクセス 市内からトゥクトゥクで約20分
料金 無料(中へ入るのには事前連絡が必要です)
問い合わせ先 Tel: 035-321-447

ワット・チャイワッタナーラーム

วัดไชยวัฒนาราม

1630年、第24代王・プラサートトーンが亡くなった母を偲んでチャオプラヤー川の西側に建設した寺院。建築スタイルはカンボジアのアンコール・ワットに似ていることから、カンボジアとの戦争に勝利を収めたことを記念して建てたとの説もあります。寺院の四角い境内の中央には35メートルの主塔が聳え立ち、四方に4基の塔(プラーン)を従えていて、その回りには回廊が取り巻く、というアンコール・ワット様式のうえ、八方には須弥山(しゅみせん)を表現する塔も設けられています。また、建立の1630年からアユタヤ王朝の滅亡まで、王の法事を執り行う王室寺院でもあったそうです。ここも他の寺院と同様1767年のビルマ軍によって焼かれ、廃寺と化しましたが、1987年になって改修され、現在ではアユタヤでもっとも美しい寺院遺跡のひとつ。夕暮れのスポットとしてもおすすめです。拝観は08:30から16:30まで。

住所 Tambon Baanpom, Amphur Pra Nakorn Sri Ayutthaya, Ayutthaya
アクセス 市内からトゥクトゥクで約20分
料金 拝観料50バーツ

ワット・ガイ

วัดไก่

1980年、アユタヤとアーントーンを結ぶアジアハイウェイ沿いに建立された新しい寺院。もともとは野生サルが生息する森だったところに、寺院がつくられたため、境内にはサルが住み着いています。一見普通の寺と変わらないように見えますが、境内の奥へ踏み入れると、視界に飛び込んでくるのは、歯をむき出したサルに鞭打たれる人、長いくちばしのカラスにお尻をつつかれる人、魔女の館にありそうなでっかい鍋の中で煮えたぎる湯に苦しむ人……生前にした悪い行いに沿って地獄で罰を受けている人たちの様子を描いているレプリカだらけです。仏教の「死後の世界観」を現すお寺で、日本のマニアな本やテレビでも紹介されています。テーマパークという感じでしょうか。こういうのが好きな人はたまらないと思います。

住所 Moo 3, Tambon Hansang, Amphur Bang Pahan, Ayutthaya
アクセス アユタヤ市内からソンテオをチャーターして約1時間
料金 無料
問い合わせ先 Tel: 035-389-061

ワット・マヘーヨン

วัดมเหยงคณ์

1438年、チャオサームプラヤー王(1424〜1448年)によって建立されたとされる寺院。鐘形の塔や、80体の象が基壇を囲むチェディ・チャーン・ローム(仏塔)など、スコータイやシーサチャナライにも広く見られるスリランカ様式が取り入れられています。ターイサ王が3年間かけて大規模な修復を終了させた1713年には、建設工事の視察ができるようにと、近くに宮殿も建てられたそうです。比較的きれいな形で残っている長方形の境内の、東側の正面入り口からレンガ塀に囲われた通路を行くと、布薩堂(ふさつどう:境界石に囲まれ、僧侶が修行するお堂)に出ます。布薩堂には、ご本尊が祀られた跡が残っていて、その先にチェディ・チャーン・ロームがあります。象は仏教の教えとつながりが深い動物ですが、ターイサ王は象狩りを愛好していて、ある年は30頭の象を乗せた船を建造して、インドへ象を輸出したと伝えられています。

住所 Tambon Hantra, Amphur Pra Nakorn Sri Ayutthaya, Ayutthaya 13000
アクセス 市内からトゥクトゥクで約15分
料金 拝観料 50バーツ
問い合わせ先 Tel: 035-881-602〜3

ワット・クディダーオ

วัดกุฏีดาว

もともとは、マヘーヨン寺院とともにアユタヤ王朝前からあったと推測され、1715年にはターイサ王によって大規模な修復が行われました。2ヶ所ある境内への出入り口は道路に面していて、どちらも大きなアーチ型。これがアユタヤ後期に見られる建築の特徴だそうです。本堂は正面にあり、その西にはスリランカ様式の仏塔、北側には後にボロマコート王(1732〜1758年)として即位するターイサ王の弟で、副王のボウーンサターンモンコンが建設工事を指示するのに使ったとされる「カマリエン宮殿」が残っています。アユタヤの中で最も保存状態が良い寺院としても知られます

住所 Tambon Hantra, Amphur Pra Nakorn Sri Ayutthaya, Ayutthaya 13000
アクセス 市内からトゥクトゥクで約15分
料金 無料

象柵跡(象を検分する施設)

เพนียดคล้องช้าง

市内の中心地から国道309号線で北へ約4キロのところにある、アユタヤ王朝が野生象を集めて検分していた施設。アユタヤ時代初期は現在のチャンタラカセーム博物館(旧副王宮)前にありましたが、中期には現在の場所に移設されたと考えられています。乗り物であり同時に戦車でもあった象は、アユタヤ王朝にとってなくてはならない動物。歴代王は支配下の地方都市からほぼ毎年野生象を集めさせ、この象の柵に囲まれた「パニャード」の中に追い込んで美しい象を選び、そのほかは森に返していたそうです。この検分は海外からの来賓の際には儀式として披露することもあったようで、ラーマ5世王は1903年、外国の来賓を招いてここで最後の象検分の儀式を執り行いました。1990年にも、タイ国政府観光庁がここで一度盛大な儀式を再現していますが、現在は柵や塀、王たちが検分をおこなった東屋(見学は自由)など、そしてすぐ隣に象の飼育場があるだけです。ちなみに現在の象柵は2007年に大修復されています。

住所 Tambon Suanprik, Ayutthaya
アクセス 市内からトゥクトゥクで約20分
料金 無料

チャンタラカセーム国立博物館

พิพิธภัณฑ์สถานแห่งชาติจันทรเกษม

ナレースワン王そしてその弟のエカタット王が即位する前に暮らしていた宮殿で、現在はアユタヤ時代の仏像やさまざまな品物を展示している博物館。この宮殿は1477年、マハタマラチャー王時代に香りの良い栴檀(チャン)の木を使って副王のナレースワンのために建てたもので、後にここを修復したバンコク王朝のラーマ4世が、改めて「チャンタラカセーム宮殿」と命名しました。見どころとして、アユタヤ時代の美しい仏像が展示されている「ピマーンラッタヤー宮殿」や、ラーマ4世が星を観察するために建てた天文台などがあげられます。また、ここから徒歩数分でホアロー市場があり、合わせて訪ねることもできます。入場は9:00から16:00まで、月・火及び祭日は定休日。

住所 Uthong Road, Tambon Huaro, Amphur Muang, Ayutthaya 13000
アクセス 市内からトゥクトゥクで10分
料金 入場料100バーツ
問い合わせ先 Tel: 035-251-586, 252-795 / Fax: 035-251-586

ホアロー市場

ตลาดหัวรอ

アユタヤ島の東北部にある歴史の古い市場。ロップブリーとパーサック両川がここで合流し、またそれぞれ北/東へと分かれて流れていくという川筋が、ややもすれば東側ばかりに流れが傾いていたため、当時のアユタヤ王朝は流れを均等にするため、ここに堰(流れを遅らせる=ロー[รอ])をつくるよう命じました。その後、島の中外へ行き来する橋が架かり、そしてこの市場がつくられました。品物の売買が盛んになるにつれ、周辺から移り住む住民も増え、集落が形成されていったようです。現在、堰は残っていませんが、アユタヤ市民にとって台所の役目を果たしているホアロー市場。活気が溢れる朝夕がおすすめです。

住所 Uthong Road, Tambon Huaro, Amphur Muang, Ayutthaya 13000
アクセス 市内からトゥクトゥクで10分

ワット・プラ・ラーム

วัดพระราม

1369年、ラメスワン王(1369〜1370/1388〜1395年)によって建立されたとされるアユタヤ王朝初期の寺院。ここはラメスワン王の父で初代のウートーン王の葬儀が営まれた場所と言われています。また初代王の命によって掘られたとされる池は「ブン・プラ・ラーム」池と呼ばれ、現在アユタヤ市民の憩いの公園として整備されています。境内には、トウモロコシ型の塔を中央に、本堂そして7つの礼拝堂の跡が残っています。入場は8:30から16:30まで、また19:30から21:00まではライトアップされています。

住所 Amphur Muang, Ayutthaya 13000
アクセス 市内からトゥクトゥクで数分
料金 入場料30バーツ

ワット・プラ・シーサンペット

วัดพระศรีสรรเพชญ์

アユタヤ王宮内にあった最も重要な寺院で、バンコク王朝におけるエメラルド寺院のような存在。トライローカナート王時代の1448年に建立され、以降はここで宮中儀式が執り行われてきました。寺院のシンボルは、東西に並ぶ3基の仏塔で、それぞれにトライローカナート王(1448〜1488年)とその王子らの遺骨が納められていたと言われています。仏塔の東側に本堂が後に建立され、高さ16メートル重さ171キロの、純金に覆われた立仏像が置かれていました。この仏像が寺院名にもなった「プラ・シーサンペット」といいます。1767年のビルマ軍による第2次アユタヤ侵攻で寺院そして仏像は悉く破壊されましたが、戦後になって修復され、現在の姿となりました。入場は8:30から16:30まで。19:30〜21:00はライトアップされています。

住所 Amphur Muang, Ayutthaya 13000
アクセス 市内からトゥクトゥクで数分
料金 入場料30バーツ

ワローロット市場

ตลาดวโรรส

ラーマ5世王時代(1868〜1910年)、チェンマイ出身の側室チャオ・ダララサミー妃の発案でつくられた由緒のある市場。「ワローロット」とは、当時のチェンマイを治めていたインタワローロット王が市場建設に当たり建設費を提供した関係で名づけられましたが、地元の人々の間では「カード・ルアン」(=最大の市場)と呼ばれ親しまれています。地下1階地上3階の巨大な建物に入ったそのワローロット市場は、生鮮食料品、衣類、伝統工芸品などおよそ500の店が軒を並べ、文字通りチェンマイ市で最も大きい市場。地元の人々はもちろん、北部タイならではの食べ物やお土産を求める観光客も多く訪れます。

住所 Tambon Changmoi, Aphur Muang, Chiang Mai
アクセス 鉄道のチェンマイ駅からソンテオで約20分

ワット・ウモーン

วัดอุโมงค์

ステープ地区の古刹、うっそうと茂った木々に囲まれたウモーン寺院。ランナー王朝の初代メンラーイ王がチェンマイに都をつくった際に、スリランカから招いた僧侶が修行できるようにと、11か所の竹林を寄進しスリランカ様式に則って建てたものです。その後、僧侶が瞑想修行できるようにとアナータムミカラート王(1367〜1387年)が4つの入り口を持つトンネルを掘らせました。以降、寺院は「ウモーン(トンネル)」の寺と呼ばれるようになり、現在は隣接する4つの寺院を合併して「スアン・プッタタム」という修行センターとして発展。広い境内のいたるところに、1949~1966年にかけて寺の住職を務めたパンヤー・ナンタピック高僧による仏教の教えが書かれた看板が立てられていて、厳しい修行をしようとする僧侶が各地から目指す寺となっています。

住所 135 Moo 10, Su Thep Rd, Muang Chiang Mai, Chiang Mai 50200
アクセス 市内からソンテオで約25分
料金 無料

チェンマイ大学アートセンター

หอนิทรรศการศิลปวัฒนธรรม มหาวิทยาลัยเชียงใหม่

チェンマイ大学美術学部附属アートセンターですが、一般にも無料で開放されています。主に学生による現代アートの作品が展示されているほか、海外のアーティストの作品展覧会もときおり開催。併設のギャラリーショップでは、ポストカードやカップ、Tシャツなどがそろっています。入場は9:00から17:00まで、定休日は月曜日・祭日。

住所 239 Nimmanhemin Rd, Amphur Muang, Chiang Mai 50200
アクセス 市内からソンテオで約15分
料金 無料
問い合わせ先 Tel: 053-218-280, 053-944-833

ワット・ムーンギュンコン

วัดหมื่นเงินกอง

有名なワット・プラシンから徒歩数分のところに建つムーンギュンコン寺院。旧市街地にあっては珍しく、高級官僚のムーンギュンコン氏によってグーナー王(1339〜1373年)時代に建立されたとされています(旧市街地の寺院の多くは王室関係者によるもの)。言い伝えによると、ムーンギュンコン氏はもともと一般庶民であり、商売に成功して大金を手に入れた後、メンラーイ王家の財務を預かる「クン・クラン」という高官に昇進。その後、仏教の伝来に役立てたいとして、自宅のあった土地を寄贈し、この寺院を建立したとか。木造の本堂はランナー王朝を代表する建築のひとつとされ、1989年に修復されています。本堂の横には涅槃僧が横たわっていて、その近くには四角い黄金色の仏塔が聳えています。

住所 30 Samlan Rd, Tambon Prasing, Amphur Muang Chiang Mai 50200
アクセス 市内からソンテオで数分
料金 無料

ワット・プラチャオメンラーイ

วัดพระเจ้าเม็งราย

メンラーイ王がチェンマイにランナー王朝をつくった1296年に建てた3つの寺院のうちのひとつといわれる寺院。小さな本堂には高さ4メートルくらいの立仏像が祀られていて、住職の話によると、これはメンラーイ王がつくらせた仏像だそうです。プラシン寺院の近くにありますが、観光客の姿はあまりなく静かな場所です。周辺寺院を訪ねる際は、ぜひお立ち寄りください。

住所 Tambon Phrasing, Amphur Muang Chiang Mai 50200
アクセス 市内からソンテオで数分
料金 無料

ワット・チェディルアン

วัดเจดีย์หลวง

メンラーイ王朝第7代セーンムアンマー王(1383〜1402年)が亡くなった父を偲んで建立したと伝えられる、チェンマイで最も大きな(ルアン)仏塔(チェディ)のある寺院。仏塔は、創建当時で高さ約80メートル、四角いかたちをした基壇の一辺も約60メートルと巨大なもので、チェンマイ市の真ん中に聳え立っていました。当時の王は仏教の宇宙観に従って、都の真ん中に須弥山(しゅみせん)に擬えた大きな仏塔を置き、それを囲うように8つの方向にもひとつずつ寺院を建立すると、王朝の繁栄がもたらされると信じていたそうです。現在の仏塔は1545年の大地震で先が壊れ、後に文化庁が現在のかたちに修復しました。入り口付近に建つ本堂は、2009年現在は修復中で、ランナー様式の仏像が数多く祀られています。境内には、他にもさまざまな建物があり、年中観光客で賑わっています。

住所 103 Pra Pokklao Rd, Tambon Prasing, Amphur Muang Chiang Mai 50200
アクセス 市内からソンテオで数分
料金 無料

ワット・プラシン

วัดพระสิงห์

チェンマイ市内で最も大きい寺院。ランナー王朝第5代パユ王(1336〜1355年)によって建立され、リーチェンプラ寺院と呼ばれていましたが、後に第7代王のセーンムアンマーがチェンライからプラシン仏像を迎え入れてからは、プラシン寺院として市民の間で親しまれるようになりました。幅31インチ、高さ51インチのこの仏像は現在、奥にある「ウィハーン・ラーイカム」というこじんまりとした礼拝堂内に祀られています(お堂の壁には色とりどりの壁画が施され、見どころのひとつでもあります)。また毎年4月13日前後の水掛け祭の際には、大勢の市民に参拝してもらえるようにと台に乗せられて市内を巡回しています。

住所 Samlan Rd, Tambon Prasing, Amphur Muang Chiang Mai 50200
アクセス 市内からソンテオで数分
料金 無料

チェンマイ・ナイト・バザール

เชียงใหม่ไนท์บาซาร์

伝統工芸品から食べ物、衣類などの約700の店が軒を並べる、チャンクラン通りのナイトバザール。この周辺はホテルやショッピングセンター、レストランなどが集中する市内で最も賑やかな場所のひとつ。食料品を中心に扱うアヌサーン市場も近くにあり、そこから100メートル先の「カレー・ナイトバザール」では、伝統舞踊を無料で見れるステージも併設しています。17:00〜24:00まで営業、年中無休。

住所 145 Changklan Rd, Amphur Muang, Chiang Mai
アクセス 市内すぐ

ボーサーン傘製作センター

ศูนย์อุตสาหกรรมทำร่มบ้านบ่อสร้าง

紙漉きから骨組み、紙張り、色・模様・油塗りなど、「サー」と呼ばれる木からつくる、唐傘の生産プロセスを見学できる工房とその生産品の直売店が併設された施設。ボーサーン村の傘は、村の修行僧が隣接するビルマへ赴いたときに、その生産方法を学習し村人に伝授したと伝えられたもので、やがてボーサーン村ではどの家も唐傘をつくるようになったそうです。1941年には村人で組合を結成、本格的にボーサーン村の傘の生産が始まりました。鮮やかな色合いと独特の絵柄のボーサーン村の傘は、今もチェンマイを代表する伝統工芸品として人気があります。見学は毎日8:30から17:00まで。

住所 11/2 Moo 3 Bosang Village,Sankamphaeng, Chiang Mai 50131
アクセス 市内からサンカムペーン行きの白いソンテオで約30分
料金 大きさによりますが、長さ5インチのもので40〜50バーツから
問い合わせ先 Tel: 053-338-324

サイアム・セラドン工房

สยามศิลาดล

チェンマイを代表する焼物のセラドン焼きを生産・販売する工房兼ショップ。創業は1978年。もともとは約300年前に中国から伝わったものだというブルーや緑色が印象的なセラドン焼きは、そのシンプルかつ上品なたたずまいのため、タイ国内の高級ホテルや、欧米の上流階級家庭におけるテーブルウェアとして人気があります。ボーサーン村の交差点から東へ1.5キロにあるサイアム・セラドン工房のショップでは、お皿やティーポット、カップなどのテーブルウェアのほか、花瓶やランプなどのホームデコレート商品などさまざま種類を取り扱っています。郵送サービスも有り。

住所 38 Moo10, Chiang Mai-Sankampeang,Tambon Tonpao, Sankampeang, Chiang Mai 50130
アクセス 市内からサンカムペーン行きのソンテオに乗って約30分
料金 マグカップひとつで約160〜300バーツ
問い合わせ先 Tel : 053-331-526, 053-332-437 / Fax: 053-332-032, 053-331-958

ジョリー・ファム・シルク工房

ร้านโจลี่ฟาม์ม

チェンマイを代表するシルク工房のひとつ。1987年にサンカムペーン通り沿いに創業した比較的新しい工房ですが、品質の良さに定評があります。ショップではシルクの生地のほか、それを用いた服、ドレス、シャツ、枕カバーなどさまざまなものを扱っています。オーダーメイドのタイ民族衣装やパーティドレスは一日ででき、宿泊先のホテルまで届けてくれるとか。ショップの奥では、タイシルクの生産プロセスを見学可能。

住所 8/3 Chiang Mai-Sankampaeng Rd,Amphur Sankhampaeng,Chiang Mai
アクセス 市内からサンカムペーン行きのソンテオに乗って約30分
料金 生地や柄にもよります
問い合わせ先 Tel: 053-247-222, 053-247-333

ニマンヘミン通り

ถนนนิมมานเหมินทร์

チェンマイでもっともおしゃれなストリート、ニマンヘミン通り。約1キロにわたる表通りやそこから派生する数本のソイ(路地)の両脇には、ふつうの家々に混じっておしゃれなブティックやカフェ、ギャラリーが並んでいます。なかでもソイ1がその中心的な通り。インテリア雑貨に、アロマキャンドル屋さん、自然素材の紙専門店、山岳民族の人の刺繍を使ったバッグなどおしゃれなグッズがいっぱいなので、きっとお気に入りの土産品が見つかりますよ。またこの一帯ではいまもそういったお店が増え続けているので、訪れた際にはぜひ周辺を散策してみてくださいね。

住所 Tambon Suthep, Amphur Muang, Chiang Mai
アクセス 市内からソンテオで約15分

アワターン(アバター)

อวตาร์

ニマンヘミン・ソイ9と11の間に位置していて、近年最も注目を集めるギャラリーショップ。壁が鮮やかなブルーに塗られた中庭、屋内は赤やピンクといった大胆な色調の壁に、アート作品やデザイン雑貨が並びます。ポップな色彩のバランスがよくて、なんだかすごく楽しい気分になるこの店は、ニマンヘミン・ソイ1に以前からある「スリヤン・チャンドラ」の兄弟店。オーナーのターンさんは音楽が大好きでCDも多く扱っているほか、店内のアート作品については、その売り上げの15%を恵まれない子どもたちのために寄付しているそうです。ニマンヘミンへ行ったら、ぜひ一度訪ねてみてくださいね。

住所 64 Sirimangkhalachan Rd., Tambon Suthep, Amphur Muang, Chiang Mai 50200
アクセス ニマンヘミン・ソイ1より徒歩約10分
料金 数百バーツから数十万バーツまで
問い合わせ先 Tel: 053-220-911

ワット・チェット・ヨード(ジェット・ヨート)

วัดเจ็ดยอด

四角い基壇となる建物の上に7つの仏塔が建つという、珍しいかたちをした建造物のある寺院。境内に大きな菩薩の木が植えられていることから、地元では「ワット・ポータラーム」(菩薩の寺)とも呼ばれています。1456年、ランナー王朝第11代王のティロカラート(1442〜1460年)が仏教の聖地・インドのブッダガヤを参考につくらせたと伝えられ、完成後、ティロカラート王はインドそしてスリランカに次ぐ第8度の三経編纂会を執り行い、仏教の伝承につとめようとしました。境内にある大きな仏塔には、ティロカラート王の遺骨が納められています。

住所 Chiang Mai-Lampang Super Highway, Chiang Mai
アクセス 市内からソンテオで約20分
料金 無料

ワット・ロークモリー

วัดโลกโมฬี

マニノパラット通り沿いにある美しいランナー様式の寺院。アーチ型できれいな施しの門と、チーク材でつくられる立派な本堂がその特徴とされます。誰が建立したかは定かではありませんが、本堂の後ろに聳える仏塔は1528年、プラ・ムアンケートカラオ王の時代につくられ、その中には同王の遺骨が納められているといわれます。また1578年に、メンラーイ王家最後の女性王・プラナーン・ウィスティラーティウィが死去した際にも、その遺骨を本堂に納めたそうです。お参りの際、後ろの仏塔で当番の僧侶に頼んで香料の入ったお水を仏塔の上に祀られる仏像にかけさせてもらうことをぜひ体験してください。(有料です)。

住所 229 Manee Nopparat, Sri Phum, Amphur Muang Chiang Mai, Chiang Mai 50200
アクセス 市内からソンテオですぐ
料金 無料
問い合わせ先 Tel:053-404-039

泊まったところ

クルンシー・リバー・ホテル

โรงแรมกรุงศรี รีเวอร์

パーサック川沿いのクルンシー・リバー・ホテル。アユタヤ駅から車で約5分という便利な立地条件、かつ広々としたお部屋の割には、料金は良心的。ホテル1階のレストラン“グーチェン”では、点心はもちろん、フカヒレスープや北京ダックなど本格的な中華がとてもおいしかったです。リバーサイドの“スアン・リムナーム”では夕暮れ時を楽しみながらタイ料理をいただくこともできます。また、夕食を食べながら、ライトアップしたアユタヤの夜を楽しむホテル運行のクルーズもあるそうです。

住所 27/2 Rojachana Rd, Moo 11, Tambon Kamang, Ayutthaya 13000
アクセス アユタヤ駅からソンテオで約5分
料金 シングル部屋1,525バーツ〜
問い合わせ先 Tel: 035-244-333 / Fax: 035-243-777

タードカム・ホテル

โรงแรมธาตุคำ

ウアライ通りの歩行者天国から徒歩5分、住宅街の一角にあるデザイナーズ・ホテル。3階建ての建物は、外観・内装ともランナー様式をもとにデザインされています。小さな庭でいただく朝食時には、ホテルスタッフはもちろん、様々な国から泊まりに来る他のお客さんとの交流も楽しめます。2階にはスパもあり、身体を癒すのにもおすすめです。宿泊料金が比較的安いのがありがたいですね。無線LANも無料で使えます。

住所 8 Soi 1 Nantharam Road, T. Haiya, A. Muang Chiang Mai Thailand 50100
アクセス チェンマイ門からソンテウで数分
料金 Standard Room 900バーツ, Superior Room 1,200バーツ, Deluxe Room 1,500バーツ
問い合わせ先 Tel/Fax: 053-203-799, 053-273-779, E-mail : info@Tadkham-village.com

食べたところ

パエ・クルン・カオ・アユタヤ

แพกรุงเก่าอยุธยา

アユタヤ島内のチャオプラヤー川沿いにあるタイ料理レストラン。1966年から営業しているというちょっとレトロな雰囲気のこのレストランのおすすめは、なんといっても川えびの炭火焼の「クン・メナーム・パオ」[กุ้งแม่น้ำเผา] 。縦に開かれた全長30cmほどのテナガエビにライムやちょっと辛いタレにつけていただくもので、直径1cm長さ20cm余りにもなるひょろ長い両手も、後でお店の人が殻をとって食べやすいように調理してくれます。ほかにも豚肉の首肉ローストの「コー・ムー・ヤーン」[คอหมูย่าง] や、魚の肉団子のグリーンカレー「ゲーン・キアオ・ワーン・ルークチン・プラー」[แกงเขียวหวานลูกชิ้นปลา]などが看板料理だそうです。チャオプラヤー川を行き交う船を眺めながらの食事、ぜひ味わってください。営業は9:00から21:00まで。

住所 4 U-Thong Rd, Amphur Muang, Ayutthaya
アクセス 市内からトゥクトゥクで数分
料金 テナガエビは大きさにも寄りますが、大体一匹400バーツから
問い合わせ先 Tel :035-241-555

カオソーイ・ラムドゥアン・ファーハーム

ข้าวซอยลำดวนฟ้าฮ่าม

創業70年、チェンマイで最も有名なカオ・ソーイの老舗。一日に500杯は軽く売り上げるという人気を誇ります。「カオ・ソーイ」[ข้าวซอย]とは、まろやかなココナッツカレーのスープに卵麺(バミー)、その上にさらに揚げた麺をトッピングしていただく北部の名物料理(具は豚、鶏、牛など)。その他に、「カノム・チーン・ナーム・ギョー」[ขนมจีนน้ำเงี้ยว]というスープ素麺や、「サイ・オア」[ไส้อั่ว]と呼ばれるスパイシーなチェンマイ風ソーセージ、鶏のカレーご飯「カオ・モックカイ」[ข้าวหมกไก่]もおすすめ。8:00から17:00まで、年中無休で営業。

住所 352/ 22 Charoen Rat Rd, Chiang Mai
アクセス 国鉄のチェンマイ駅からソンテオで約15分
料金 カオ・ソーイ一杯が25バーツ
問い合わせ先 Tel: 053-243-519

サアート1号店

ร้านสอาด สาขา 1

旧中央ホール近くにあり、地元で人気の高い麺類の店。中華味噌でピンク色のスープと手づくりルークチン(魚のつみれ団子)入りのクイッティアオ「エンタフォー」[เย็นตาโฟ]が名物です。もちろん普通のスープ入り麺や卵麺もおいしくいただけます。食後のデザートにはカキ氷[น้ำแข็งใส]各種がおススメ。7:00から18:00まで、年中無休で営業。

住所 Klangwieng Rd, Amphur Muang, Chiang Mai 50200
アクセス 市内からソンテオで数分
料金 一杯が30バーツ
問い合わせ先 Tel: 053-213-807

カムダラ

ร้านอาหาร คำดารา

ピン川のほとりにあり、タイ北部/中部料理のほか、洋風料理などもいただけるレストラン。コロニアル風の白い洋館の内部はギャラリーになっており、部屋ごとにいろいろな作家の作品が並んでいます。奥へ進むと、ピン川に面したテラス席が設えられ、生演奏を聴きながらお食事ができるようになっています。おすすめは北部のポークカレー「ゲーン・ハンレー」[แกงฮังเล]や、ポークソーセージの和え物(ラーブ・ムー・コア)[ลาบหมูคั่ว]など。11:00から24:00まで、年中無休で営業。

住所 193 Charoenraj Rd., Tambon Wat Ket, Amphur Muang, Chiang Mai 50000
アクセス 市内からソンテオで約15分
料金 一人約200〜300バーツ
問い合わせ先 Tel : 053-248-751〜2

ジンジャー&カフェ

จินเจอร์ & คาเฟ่

ターペー門近くにあるカフェ・レストラン。オーナーは40代のデンマーク人で、チェンマイを気に入ってつくったお店だとか。マネージャーによると、デンマークから定期的にシェフが来て料理人たちをトレーニングするそうなので、パスタやサラダ、サンドウィッチなどをはじめとした西洋料理も正統派。くわえておしゃれにアレンジされたタイ料理やアジア料理も楽しめます。食材にもこだわっていて地元の新鮮なフルーツに、野菜は王立プロジェクトの無農薬・有機野菜、肉類は輸入会社からいいものを仕入れているとか。奥には、おしゃれな衣類やグーズを集めるGinger Shopも併設していて、地元の若者にも人気だそうです。カフェは10:00から24:00までですが、ショップは10:30から22:30まで。

住所 199 Moommuang Rd. Tambon Sriphum, Amphur Muang, Chiangmai 50200
アクセス 市内からソンテオで数分
料金 ランチで200〜300バーツ
問い合わせ先 Tel:053-419-014