Thailand
Globetrotter

テクテクタイランド

Trang / Bangkok

May 29[Sat], 2010

ドラゴンを探して早起き!

May 29[Thu], 2010 06:00

なんとか予定の時刻にベッドを抜けだすことができました。若干雲が多いものの、爽やかな朝です! が、早起きしたのはそんな朝陽のためだけじゃなく、昨日聞いた体長1mのドラゴン(大トカゲ)を探すため。朝早く、餌を求めて海岸までおりてくるそうなので、まずは観音様の方向へ歩いてみます。岩陰でじっとしてたら分からないだろうな、と思いながらも必死で眼を凝らしますが……それらしいものはみつかりません。砂浜や山裾を丁寧にみてまわっても手がかり無し。「案外キッチンの方にいたりしてね」なんて話していたら、なんとついさっきまで、わたしの泊まっていた部屋の眼の前の排水溝に頭だけつっこんだ状態でじっとしていたよーとスチンさん。もっと早く教えてくださいよ……

ちょっとおとなりのリゾートまで。

May 29[Thu], 2010 08:30

リゾートといえばスパでしょ! ということで、朝ご飯を食べたらロングテールボートでおとなりのコ・ハイ・ファンタジー・リゾートへ行くことに。コ・ンガイ・リゾートのスパはシーズンオフのため閉鎖中だったので……

いくぶん家庭的なコ・ンガイ・リゾートと違ってこちらは庭に飾られたオブジェや柱の装飾など、リゾート感を演出するディティールが凝っています。リゾート内のラヤ・スパもまた然り。受付はモダンなアジア庭園といったイメージです。どのコースも毎年4月中旬から10月末までは半額らしいですよ。スゴイ! さてさてどのコースにしましょうか!

本日1回目のスコール。

May 29[Thu], 2010 08:55

スパに入った途端、雲行きの怪しかった空から大粒の雨が落ちてきました。スコールです。コースが終わるころにやんでいるといいなあ。そして今回は全身をキュウリのパックでピーリング&オイルマッサージのOasis of Luluコース2.5時間をうけることにしました。前回パイ・スパではあっさり眠りにおちてしまったので今回はなんとか意識を保たなくては。

まず服を脱いだら渡された布を身体に巻き、シャワーを浴びます。そのままハーブの香りがするミストサウナ室で30分。身体の芯から暖まったところで別室に移動し、ベッドに横になります。おばさまがとりだしたのは……キュウリのすりおろしとみられるペースト。それを全身に塗り込んでいきます。ざらざらとしていてテクスチャーはお世辞にもよくありませんが、「おいしくなーれ」とばかりにおばさまがたんねんにもみ込んでくれます。これが塩なら新巻鮭の気分(きっと)。30分ほどくまなくマッサージしたらシャワー。おお、なんだかつるつるになってます。そして最後に1時間半のオイルマッサージ。ああ極楽です。おかげさまで柔肌度5割増し。全身しっとり、もちもちです。

絵に描いたような風景を眺めながら。

May 29[Thu], 2010 12:00

雨もすっかりやんで白い砂浜の上に再び青空が戻ってきました。海の色もエメラルドグリーンに輝いています。絵に描いたようなリゾートの風景をながめながら、ホテル内のレストランでお昼ご飯をいただくことにしました。注文したパッド・シーユーはオイスターソースもはいって甘辛く炒めたタイ風焼そば。チンジャオロースのような、日本人にはなじみのある味付けです。おもわずビール!と言いそうになるのをぐっとこらえて、ナーム・サッパロット・パン(パイナップルシェイク)を頼みました。

お魚さんにあいにいく。コ・マーとコ・チュアック。

May 29[Thu], 2010 13:00

コ・ンガイ・リゾートに戻って水着に着替えたら本日のメイン、シュノーケリングツアーに出発です。乗り込んだ船は2階建てで満員なら80人は乗れそうな大きさ。中でゴーグルやシュノーケル、ライフジャケットとバスタオルを貸し出してくれます。眼の悪い私はダイビングで使っていた自前の度付きゴーグルを持参。

コ・マー(馬島)に向かう途中、男の人が一人で海の中へ飛び込んでいきます。行く手には巨大な裂け目のある絶壁の孤島。船は何事もなかったかのように進んじゃいますが……なんでもあの裂け目の内側では高級食材として知られるツバメの巣がたくさんとれるんだとか。みると島の足元には大波がきたらすぐにさらわれてしまいそうな小屋が建っています。さっきの彼はその小屋で独り、数日をすごして岸壁を攀じ登り、ツバメの巣を集めるそうです……たいへんなお仕事だ。

そうこうしてるうちにコ・マーのシュノーケリングポイントに到着です。海に入り、ゴーグルをつけてのぞいてみると……いました! 黄色い縞模様のあるプラー・スー(タイガーフィッシュ)やダツ、細長いベラの仲間などが泳いでいます。手をのばすとツイとよけられ、指をこすりあわせると寄ってきます。魚の群れを追いかけていたらあっと言う間に時間が過ぎてしまいました。

再び移動してコ・チュアック(紐島)のポイントへ。こちらはやや透明度が低く、あまり魚が見えないなあ……と船に戻りかけたところでプラー・スーの大群に遭遇。どっちを向いてもプラー・スーだらけです。夢中でお魚と戯れていたら船から戻っておいでと声が掛かりました。楽しい時間は本当にあっと言う間ですね。

コ・ムックの洞窟、エメラルド・ケイブ。

May 29[Thu], 2010 14:00

次はコ・ムックのモラコット(エメラルド)ケイブです。岸壁にぽっかり開いた洞窟の入り口付近には船が何艘も集まって順番を待っています。海に浮かぶ太いロープのように見えるのは実は人人人。洞窟へは前のヒトのライフジャケットにつかまり、20人ほどが連なって入っていくのです。なんでしょうこれは、芥川龍之介の蜘蛛の糸の光景でしょうか……

いよいよわたしたちの船の順番がまわってきました。真っ暗な洞窟の中を先導するガイドにヒモ状に連なったわたしたちが引っ張られていくのですが、波が打ち寄せる度に身体が上下して……これってもしかして、ちょっと手を離せば行方不明?「邦人、タイの洞窟に消える」なんて翌日の新聞をにぎわすことになりかねません。前日の洞窟ツアーといい、日本ではないですねこうゆうの。もちろん逆にそれが楽しいわけで、洞窟内は歓声ややけにテンションの高い掛け声であふれていました。「幻のビーチに、行きたいか〜」「おー!」的な掛け声なんでしょうか。タイ人、超ノリノリです。

ようやくみえてきた洞窟の先には白い砂浜。頭上にはぽっかりと切り取られた空がみえ、なんだか「忘れられた場所」みたいな不思議な雰囲気。いや、ビーチには100人ほどいるんですけどね。白人男性がひとりいたので推定タイ人率97%。なかなかディープです。残念ながらレオさまにも飛べる紅い豚にも会えないまま、着いてから10分ほどで戻るぞと声が掛かりました。ビーチに射す光がずいぶん弱くなってきた模様。人数も減っています。案の定、洞窟をでて船にのった途端、本日2回目のスコール。うまくよけてますね!

リゾートまえでちゃぷちゃぷと。

May 29[Thu], 2010 16:30

約3時間半のシュノーケリングツアーを終え、船はホテルに戻ってきました。さっきまでのスコールで空はどんより曇っていますがもう少しお魚をみたい気分。ホテル前のビーチで再びシュノーケリングをすることにしました。桟橋下ほどたくさんはいませんが、珊瑚礁の間を泳ぐ小さなお魚さんたちを発見。ニモちゃんのクマノミもひらひら泳いでいます。ずっと見ていたかったのですが、引き潮のために極端な浅瀬となった珊瑚礁では思うように動けず体中すり傷だらけ。あえなく撤退です。でもふと沖合いをみるといまさらながらすごい景色。波の音しかしなくて、なんだか遠くまで来ちゃったなあというかんじです。

作戦会議ふたたび。

May 29[Thu], 2010 19:00

シャワーを浴びてさっぱりしたら、再び作戦会議。昨日食べ損ねたトラン名物の飲茶も食べたいので、明日は朝から本土へもどってトランめぐりをすることに。逆算すると明日の朝6時10分に集合です……またまた明日はハードそう。

さて、今日の晩御飯はガイ・マナオ(チキンカツにレモンがけ)、ゲーン・マッサマン(ピーナッツとポテトのチキンカレー)、クン・パッド・メッマムアン・ヒムマパン(エビのカシュナッツ炒め)、ソムタム(青パパイヤのサラダ)。スチンさんのガイド業よもやま話をききながら、今日もビールを2本飲んでほろ酔いです。昼間のシュノーケリングが効いているのかも……。とてもとても眠くなってきました。