Thailand
Globetrotter

テクテクタイランド

Chiang Khan / Loei

November 24[Wed], 2010

濃霧の朝、はじめての托鉢。

November 24[Wed], 2010 05:15

起きました。外はまだ暗いです。それもそのハズ、まだ朝の5時すぎ! 今朝は早起きして托鉢に挑戦です。や、もちろんお供えをする方ですよ。タイではどこでも、早朝の托鉢にまわる僧侶の姿を見かけますが、ここチェンカーンでは宿でタンブン(お供え)セットを用意してくれるとのこと。手早く身支度を済ませ、前日にお願いをしておいたタンブンセットをフロントで受け取ります。かごの中身は餅米と袋に入ったお菓子、そして細長い布。女性には巻きスカートも貸し出してくれました。うーん、巻き方が分かりません……。勝手がわからずもじもじしている私をみかねて、宿泊客の女の子が手を貸してくれます。キュキュっとスカートを巻いて、先ほどの細長い布を肩にかければできあがり! 意外とサマになってるなあ、と我ながら今回2度目のコスプレ? に満足。あとは宿の前に敷かれたゴザに座り、6時ごろにまわってくるお坊さんを待つだけです。

濃い霧の中から、山吹色の布に身を包んだお坊さんの列が近づいてくるのが見えました。なんだかとっても神秘的……と、お坊さんがござにひざまずく私たちの前に静かに佇みます。やり方が分からないので見よう見まねで、かごを捧げもって礼をし、お菓子と手でとってボール状にまるめた餅米をお坊さんのもつ鉢にそっと入れてフィニッシュ! つぎつぎと私の前に立つお坊さんの列。こちらは慣れないことでかなりドギマギしていますがこの間に会話をかわすことはありません。多分、眼をあわすことも失礼にあたるのでしょうね。15人ほどのお坊さんにお供えをしたところでタンブンセットは終了。はるか向こうではまだまだお供えをするタイ人の姿がみえます。毎朝こんなやりとりがタイ全土でなされているなんて。辺りはまだ、霧につつまれています。

お散歩のち朝ご飯。

November 24[Wed], 2010 08:30

ここは標高3000m級の山荘ですか? とツッコミをいれたくなるような霧、キリ、きり! 川の向こう岸はおろか、テラスの足元にあるはずの路地すらみえなくなるような濃い霧に包まれています。じゃあ霧の街を散策! と外に出てみたのですが、通りの方はそんなにひどくはないようですね。3日間の滞在でようやく頭の中に地図ができた感じ。ひとりで散歩するわんこたちの後ろをのんびりあるいて、宿指定の食堂がある9番ソイへやってきました。今日の朝食はおなじみトム・ルアットムー(豚モツ肉のスープ)にカイガタ(目玉焼きミンチのせ)をチョイス。このカイガタはノーンカーイでも食べました。ベトナム料理らしいですよ。

さらばチェンカーン。

November 24[Wed], 2010 09:30

そろそろチェンカーンを離れる時間です。仲良くなった向かいのゲストハウスの姉妹、ナンちゃんヌイちゃんともお別れ。残念ながらヌイちゃんは出掛けていましたが、ナンちゃんが見送ってくれました。ヌイちゃん推しだったエークさんはちょっぴり残念そう。こんな風に毎朝、彼女は誰かを送り出しているんだなぁと思うとちょっぴり寂しい気もします。チェンカーン、いい街でした。また遊びに来ますね。

タイのスイスでワイナリー、シャトー・ド・ルーイ。

November 24[Wed], 2010 11:09

タイのスイスとも呼ばれ、別荘地やリゾートホテルが点在するプールア国立公園。その中にあるワイナリー、初日にエークさんからすすめられたシャトー・ド・ルーイにやってきました。私の中でワインと言えばフランスやドイツ、チリなどなど。でもタイのワインも結構人気のようです。まずは敷地内のショップをチェック。ルーイ特産のパパイヤやアボカド、マカダミアナッツといった果物とその加工品、自然素材の化粧品などが豊富に取り揃えられています。アイスクリームもストロベリー、ブルーベリーといった定番の味からマルベリー、フルーツワイン、リュウガンまで。まだぶどう畑もみていませんが、とりあえずお土産を。森の蜂蜜190B(おいしかったです!)、お肌が白くなるという素敵なバスソルト75B、いろんな効用のある天然由来のパウダーを混ぜ合わせてつかうパック199Bをお買い上げ。タイはこういうものが本当に多いですね。私も普段からタイのターメリック石鹸を愛用しています。みなさんもぜひどうぞ。

と、思わず物欲に走ったらぶどう畑へ。こちらで栽培されているのはビューティーシーレという品種だそう。粒が小さくてワイン向きなんだとか。一粒味見をさせてもらいましたが、すっぱくなく、甘くもなく? これがワインになるとおいしくなるんだとか。畑のそばにあるワイン工場ではワインの購入と試飲も可能。待ってました! 試飲できるのは白のみでしたがさっぱりとした辛口。「ルーイワインは絶対に赤がおすすめです」というエークさんの言葉を信じて、試飲のできない赤の一番いいお値段のもの1500Bをお買い上げ。日本円で4500円、日本で輸入すれば10000円くらいするんじゃないの? と思わず頭のなかで電卓をたたいてしまいました。どんなお味なんでしょうね! なんと白を1本おまけにつけてくれました(帰国後に赤を飲んでみましたが、ベリー系の香りがよくたつミディアムボディでとてもおいしかったです)。

さらばルーイ、ウドーンターニー

November 24[Wed], 2010 15:05 12時15分にワイナリーを出たのですが、ウドーンターニー空港についたのはなんとフライトの15分前! エークさんが完全に時間を読み間違えていたようで、ワイナリーから空港まで3時間もかかってしまいました。おかげで最後のお昼ご飯はおあずけに。しかしまあ、チャンさんががんばって運転してくれたおかげでなんとかフライトに間にあいました。あぶないあぶない。

最後は文字通りとっても駆け足になりましたが、ルーイの旅、とても満喫いたしました。ひとつの街でじっくりのんびり過ごすのも、よりその土地の魅力や空気感みたいなものを感じられていいものですね。なにより、ちょっと懐かしい匂いのするチェンカーンの街並みが、日々いろんなものに追われて過ごしている私たちにかつての日本を思いださせてくれるような気がして。ああちなみに、三角クッションは結局買えませんでした。次の機会にぜひ……!