Thailand
Globetrotter

テクテクタイランド

Bangkok

March 17[Tue], 2009

マハラート通りを散策。

March 17[Tue],2009 9:30

さて、バンコク3日目。本日はマハラート通りを散策してから、マッサージに、スパに、豪華な食事とまさにセレブなフルコース。がんばります!

ホテルからぶらぶら南へ南へ15分ほど歩くと学校らしき建物を発見。名門タマサート大学だそうです。チャオプラヤー川沿いのキャンパスの周りには、商店街や屋台が続きますが、3月下旬~5月中旬までは夏休みなので、学生さんの姿はまばらでした。食べ物の屋台に、アクセサリ屋、宝くじ屋、本屋……いろんな店が並んでますね。

“The Deck”から暁の寺院を見る。

March 17[Tue],2009 10:20

暑くなって喉も渇いてきたので、トゥクトゥクで移動。ワット・ポー近くにちょっと話題のブティックホテル&カフェがあると聞き及びましたので。トゥクトゥクのあんちゃんが指さす路地を奥の方へ歩いていくと──ありましたありました“Arun Residence”。ウッディなつくりのこじんまりとしたホテルで、隠れ家っぽい雰囲気でいいですね。その1階にあるカフェ“The Deck”で休憩です。窓の外は、とうとうと流れるチャオプラヤー川。その向こうには、ワット・アルンの美しい姿が一望。

このホテルのある路地、面白いです。レトロなたたずまいの2階建てのタウンハウスが並ぶ、ちょっと時間を巻き戻したような空間です。どの家の入り口にも漢字の看板が。ホテルの人に聞いてみると、「ここはバンコクで最初に華僑の人たちが移り住み、商売を始めた地域」だそうです。そういわれてみると、中国の少年を描いた絵が貼ってあったりしました。なんてぷらぷら歩いていると、路地の入り口の食堂には、ホンモノの少年たちが。高校生かなぁ、クラブの帰り? 目が合うとちょっと恥ずかしそうなところがカワイイです。

☆トゥクトゥク代 50バーツ、ホテルのカフェでお茶飲みました。100バーツ。

そろそろほぐしちゃってください@ワット・ポー。

March 17[Tue],2009 11:20

ワット・ポーはそこから歩いてすぐのところ。このお寺は、なんと言っても「タイ古式マッサージ」の総本山で有名ですね。タイ国内外で活躍するマッサージ師のほとんどは、ワット・ポー系列の学校で学んでいるそうです。ほんまもんのタイマッサージ、相手にとって不足はありません。受けてたちましょう。

お寺を奥へ進んでいくと、東屋の入り口に「ワット・ポー・マッサージサービスセンター」の文字。休憩しているマッサージ師さんたちでしょうか、白衣を着た男女が木陰で歓談中してます。受付カウンターでメニューを選択するよう言われるので少々迷いつつ、タイ古式マッサージの王道、ボディーマッサージいっときます。

私を担当してくれたのは、30代と思われる女性。案内されるまま部屋の奥へ進んでそこでマッサージ開始。うーそこそこ。あー効きます。いてて。ぐおー、意外に痛いひじのツボ。肩甲骨あたりも、ごりごりです。押してはぎゅーっとストレッチの繰り返し。タイの伝統医療の考えでは、人の身体は、火、土、水、風のエネルギーでできていて、マッサージはセン(筋)の流れを整えることで、そういった体内のエネルギーの流れをよくするのが目的。センの流れが悪くなると、カラダに痛みや病が生じるそうです。こんだけ痛いってことはわたしはたぶん重病です! いてててて。

……終わりました。首などのストレッチをして、パンパンパンと軽く叩いてもらい終了です。しばし放心。ちょっと痛かったけど、終わったらすっきりしました。背中にどっしり乗っていたストレスが、どこかにいったみたいです。背中に羽が生えたみたいに軽やか。その後は、しばしワット・ポーの境内を散策。

☆ 拝観料:50バーツ、マッサージ代(30分):220バーツ。

高級スパにもデビュー! “Dahra Beauty & Spa”。

March 17[Tue],2009 14:00

古式マッサージの次は、エステです。とにかく、やれることはすべてやるの精神です。本日、わたしがエステしてもらうのはシーロム通り沿いにあるホテルスパ、“Dahra Beauty & Spa”さんです。美しいタイ人スタッフがお出迎えしてくれた店内は、空気もハーバルないいにおい。1歩入ったとたんにラグジュアリー感がむんむんいたします。

勧められるまま着席。そして出されたハーブティーを飲みながら、メニューブックを眺めてコースを検討。迷いに迷った結果、マッサージはついさきほどいたしましたので、ここはひとつお肌つるつるになってみせましょう。ということで、「しっとりボディーラップ40分」と「敏感肌フェイシャルトリートメント1時間」コースをチョイスしました。式次第は以下の通りであります。

  1. シャワーを浴びて汗を流し、ベッドに横たわる。これで心の準備をします。
  2. 白い液体を全身に塗られます(はちみつとミルクが成分のボディー乳液だそうです)。かなり甘い香り。こないだ食べたお菓子を思い出します……
  3. 仰向けになって、ベッドにひかれていた薄いビニールで体を包まれます。スーパーマーケットに並んでいるお肉のパックを想像していただければ。続いて厚手のカバーでそのうえからさらに包まれます。ちょっと浮かんだ不謹慎なイメージは自重しておきます。潤いのためです。
  4. しばらくそのまま状態。セレブはひとりぼっちです。でもほどよい暗さ、ほどよい温かさ、かすかに流れるタイの音楽、そしてココナッツな甘い香りに包まれて、意識が遠のいていきます。夢のなかではタピオカといっしょにココナッツミルクのプールに浮かんでいました。
  5. ボディーラップ終了。シャワーで一度洗い流したらガウンを着て、今度はフェイシャルパックへ移ります。クリームをたっぷり塗られたうえに並べられるキュウリ。鼻の穴と口だけがみずみずしいキュウリを免れています。まあでも、ひんやりしっとり気持ちいいです。が、ドレッシングにまみれたサラダのようでもあり、幼少のころ、草原でこけた時の匂いがよみがえるようでもあり。で、またしばらくこのままじっとするようにとのことです。美白のためです。セレブになるのも、なかなかたいへんですなあ。

スリッパが脱げそうなくらいに。

March 17[Tue],2009 16:00

全身すべっすべのつるっつるです。スリッパも脱げそうなくらいです。そしてしっとり。これなんですよわたしの求めていたものは! 顔に手のひらをぴちゃっとひっつけると1センチはくっついてこようかというこの吸着感この潤い! 時間と手間をかけると、結果って出るもんなんですね。女子力しっかりアップしました。たぶん。

お化粧直して、せっかくなのでここで初日に入手したおニューのパンツ登場。そうそう、あのオレンジのワイドパンツです。ここはちょっとおしゃれして、セレブ気分を盛り上げます。

☆ボディーラップ:900バーツ。フェイシャルパック:1400バーツ。

地上63階のオープンエアレストラン“SIROCCO”でディナー。

March 17[Tue],2009 17:30

ちょう即席ですがセレブなわたし。次にやって来たのは、バンコクを一望できる超高層ホテルの63階にある、リッチ&テイスティな地中海料理のお店“SIROCCO”

エレベーターを降りて、レストランの入り口に着くとうわーっと驚かないではいられない風景です。だって地上63階の空気なんて、日本では普通生身で感じることはできません。眼下には、高層ビル、寺院、住宅、高速道路がモザイク画のように配置されたバンコクの街並み、そこをチャオプラヤー川が川面を光らせながらカーブを描いて横たわっています。このレストランのテーマは、「地中海の風」。ここを吹き渡る風は、熱帯の国だということを忘れさせてくれるそうです。確かにセットした髪はすでにすがたかたち無く。しかしです、少し曇ったバンコクの空に囲まれていると、本当に雲の中に立っている気分になります。

案内されたのはテラスに設けられたお席。バンコクの街を見渡しながら、さあお食事です! まずは、ゴールドに輝くシャンパン。ビーズのような細かな泡がなんともエレガント。そして一皿目は、フォアグラのソテーにりんごをキャラメリーゼしたものと野菜が添えられています。うーんリッチな味わい。メインディッシュはロブスター! プリッとした食感にロブスターの旨みを凝縮したソースです。結構なお味でございますね。

噂によると、このレストランではよくプロポーズする男性の姿が見られるとか。恋人に膝まづいて“Please!”な感じらしいです。このシチュエーションならわたしも首を縦に振りますね。たぶん。いや、ここまでじゃなくても縦に振る用意はできてますけども。ちなみに、52階には、中華などアジア料理レストラン&バーの“BREEZE”もあります。

食後には、ちょっとだけカクテルを注文。淡い色のカクテルを風に吹かれながら飲んでいると、いろんなもんが吹き飛んでいってしまう気がします。はーいままさにセレブだと言わずしていつ言えようか。

☆お食事とシャンパンとカクテル代:合計7,015バーツ。ちょっと汗がでましたけど、まあ日本ではこんなお値段じゃすまないですよね。

ヤワラートでデザートでも。

March 17[Tue],2009 19:30

地上に降りてきました。風に吹かれすぎたのか、ちょっぴり酔っ払ってしまったのか、少々頭がふわってしてます。いい気分ですね。で、ホテルに帰るまえにちょっと北上、中華街のヤワラートに寄り道です。まあ腹ごなしに散歩でもと思ったんですが、すごい屋台を見つけました。「燕」の文字。タイではなんと燕の巣のデザートを屋台で食せます。燕の巣といえば、燕さんがせっせと海草を集め固めたもの。コラーゲンたっぷりという噂を聞いたことがあります! 食べます食べます。お肌のさらなるつるつるのために。お、そこのお嬢さんたちドイツから来たの? どうです一緒に、合言葉はオハダツルツルで。

☆燕の巣のシロップ漬け:50バーツ。

まだほぐしちゃってください@シーロム。

March 17[Tue],2009 21:00

今夜宿泊するナライホテルへ戻る途中、とてもとても安くて上手だというマッサージ屋さん「シーロム・ハタウェッ」に寄ります。日本に帰ったらなかなかできないと思うと、ついつい。足を洗って部屋へ通され、ゴッドハンドのマッサージを受けること2時間。気持ちいい。何度体験しても気持ちいいです。「それは、よかった」とにこやかに笑うのはマッサージをしてくれたメンブさん。この道22年のベテランです。「ワット・ポーで勉強して資格を取ったの。長年やっていると触るだけでどこが悪いかわかるのよ。それにしても肩こりひどいわね。暇があったら運動しなさいね」と。はい、正解です。どうもありがとうございます。

しかしですね。これだけほぐせば、しばらく大丈夫かと。後は、ホテルで寝るのみです。

☆マッサージ代:250バーツ。チップ200バーツ。同行のカメラマンの分を奢って合計900バーツ。