Thailand
Globetrotter

プー・プラバート国立公園

อุทยานประวัติศาสตร์ภูพระบาท

数百万年前の氷河や風雨の浸食によってできた奇岩群で知られるプー・プラバート歴史公園。不思議なバランスで折り重なる巨大な岩々は、先史時代に人々の住居として利用され、岩肌には当時の壁画や人々の手形などが残っています。またプー（山）、プラバート（聖足跡）という名にもあるように、9世紀〜11世紀には仏教の祭事を執り行う場としても使われ、風化した仏像や巨岩を取り囲んで立つ結界石などが神秘的な雰囲気を醸しています。見どころは、タワーのてっぺんに帽子でもかぶせたような、あるいは髪をなびかせる巨大な横顔のようにも見える岩、ホー・ナーン・ウサー（ウサ姫の砦）。ちなみに、ウサ姫の砦までは一時間ほどかかるので飲み物の用意とスニーカーまたはストラップのついたサンダルの着用をおすすめします。年中無休、8:30から16:30まで。公園入口から約1kmのところには、仏足石が奉られているワット・プラタート・プラ・プッタバート・ブアボックも。

ワット・プラタート・プラ・プッタバート・ブアボック

วัดพระธาตุพระพุทธบาทบัวบก

プー・プラバート歴史公園の敷地内に位置する、ウドーンターニーを代表する寺院のひとつ。柔らかな色使いの外壁のレリーフが印象的なラオス様式の仏塔は、基壇が8.5m四方、45mの高さを誇ります。建てられたのは、内部に祀られている幅70cm長さ1.93mの巨大な仏足石（仏さまの足型：プラ・プッタバート）が発見された1919年頃と推定されています。毎年3月には祭礼が盛大に行われます。

タレー・ブア・デーン(紅いハスの海)

ทะเลบัวแดง หนองหานกุมภวาปี

ウドーンターニー市内から南東へ約43キロメートル、クンパワーピー郡のほぼ中央には、紅いハスの海（タレー・ブア・デーン／正式名：ノーンハーン）と名づけられた湖が広がっています。総面積約360エーカーの広大なこの湖では、12月から2月にかけての早朝、水面がハスの花で埋め尽くされ、その名の通り湖が紅く染まる幻想的な景色を見ることができます。シーズン中の1月半ばには地元を上げてタレー・ブア・デーンのお祭りが催され、イサーンならではの民謡音楽ポーンラーンの演奏をはじめ、ムエタイやセパクタクローの試合などが開催され、賑やかなひと時を迎えます。満開の時期にはボートも出ているので、湖を周遊することも可能です。

プラタート・ドーンケオ

พระธาตุดอนแก้ว

ワット・マハーチェディー内にあるラオス式仏塔。基壇は1辺が14.2m、高さが22.5mあり、ラオスからの移住者によって16世紀〜18世紀に数多く建てられた仏塔のひとつとされます。平面的な造形で、塗り固められた壁面にお釈迦様とそのお弟子さん、ハスの花などのレリーフが施されているのが特徴です。

ワット・シーブンルアン

วัดศรีบุญเรือง

プラタート・ドーンケオから車で10分ほどの距離にある比較的新しい寺院。木造の鐘楼は1959年に建てられたもの。すべてチーク材でつくられたイサーン様式で、3段になった屋根のデザインが特徴的。基部にはナーガとトカゲ、亀がかたどられています。

バーン・チェン国立博物館

พิพิธภัณฑสถานแห่งชาติบ้านเชียง

バーン・チェン遺跡の出土品を展示する博物館。館内では、土器や動物の骨などの出土品が発掘された深さ（時代）ごとに分かりやすく展示されています。1960年の発見当初は世界最古の農耕文明かと騒がれましたが、現在は紀元前3600年から紀元200年ごろまでのものと推定されています。共通チケットで近くの発掘現場であるワット・ポー・シー・ナイも見学できます。館内はとても冷房が効いていて寒いので、羽織るもののご用意を。年中無休、8:00から16:30まで。

ワット・ポー・シー・ナイ

วัดโพธิ์ศรีใน

バーン・チェン国立博物館の敷地内にある寺院。境内にバーン・チェン遺跡の発掘現場が保存されていて、土器などを間近に観ることができます。土産物屋には現在もバーン・カム・オウという村で作られている独特の文様入り土器が売られています。高杯120B、高さ約30cmの壷で400Bなど。年中無休。

ワット・プラタート・バンプーアン

วัดพระธาตุบังพวน

ノーンカーイを代表する寺院のひとつ。その仏塔はもともと1世紀〜3世紀にインド様式で建てられたものでしたが、洪水に遭うなどして何度も再建、現存しているラオス様式の塔はヴィエンチャンのセーターティラート王によって16世紀に建てられたものと伝えられています。1993年のタイ芸術局の調査によると、言い伝え通りラテライトでつくられたインド様式の仏塔がそこに内包されていることが分かったのだとか。毎年旧暦2月には、盛大な行事が行われます。

タラート・サオ・モール

ตลาดเซ้ามอลล์

• http://www.talatsaomall.com/

パトゥーサイ（凱旋門）からおよそ500メートル、ランサーン通りに位置するラオス最大のマーケット。タラート・サオとは朝市を指す言葉で、以前は朝のみの営業だったそうです。2008年までは古き良き時代を残すラオスの伝統的建築様式の建物でしたが、現在は近代的な5階建てのものに。電化製品からシルクや銀細工などの工芸品までなんでもそろい、中には美容院のカット練習用マネキンなんてものも。お土産を買うなら是非。8:00から18:00まで（店舗による）、年中無休。

ラオ・アンティーク・テキスタイルギャラリー

ร้านผ้าไหมลายลาว

タラート・サオ・モール1階にあるラオスの伝統的な織物を扱うお店。ラオスの民族衣装でパートゥンと呼ばれる巻スカート用の生地がたくさん並べられています。シルクの手織りは柄によって1500B、2800B、3500Bと値段が分かれていて、裾飾りとパービアンと呼ばれるショール用の繊細な織柄の生地がついてきます。飾り布無しで生地のみの購入も可能。清楚なラオ女性のセンスでいろいろ合わせてもらって選んでみては？　8:00から18:00まで（店舗による）、年中無休。

ノンチャン市場

ตลาดหนองจัน

タラート・サオ・モールにほど近い生鮮食料品などを扱っているヴィエンチャン市内の市場。ベトナムのフォーのお店から、バゲットサンド屋さん、外国人に人気のカフェまでさまざまな食べ物屋さんが軒を並べ、地元の人々の朝ご飯が味わえる場所です。

エスビーモーターレンタル

เอส บี มอเตอร์ส เรนทัล

ラーンナンプー広場近くにあるレンタルバイク屋さん。店は路地の奥にあって見過ごしやすいので要注意。表通りに看板が出ています。レンタル代は110ccのバイクで一日（24h）250B（62000k）。借りる時にパスポートを預けます。警官にパスポートの提示を求められた時は契約書をみせればOKとのこと。年中無休。

ホー・パケオ

หอพระแก้ว

1565年にセーターティラート王がヴィエンチャンに遷都した際、エメラルド仏を祀るために建立した寺院。エメラルド仏という名ではありますが実際は翡翠でできているこの仏像は、アユタヤ、ラーンナーなど、争いのなかで数々の王国の間をめぐってきたもの。その後、1779年にタイとの戦争に敗れた結果、タイに渡って現在はバンコクのワット・プラケオ（エメラルド寺院）に安置されています。1930年代に修復された現在のホー・パケオは当時とはデザインが異なっているものの、繊細な彫刻が施されており、内部に数多く展示された仏像とともに見ごたえがあります。8:00から16:00まで（12:00から13:00までは昼休憩）、年中無休。

ワット・シームアン

วัดสีเมือง

1563年にセーターティラート王の側近たちによって建立された、ヴィエンチャン市民の尊敬を最も集めている寺院。現存しているお堂は1915年に建て替えられたもので、内部には国礎柱とともに貴重な仏像が祀られています。お参りする際には入口で売られる黄色いロウソクでつくられた飾り物を購入してお供えをしてください。8:00から17:00まで、年中無休。

プラタート・ルアン

พระธาตุหลวง

ラオスの国章にも描かれているヴィエンチャンのシンボル。セーターティラート王の遷都にあわせて建設が 始まり、1930年代からの修復で現在のような姿になったそうです。高さ45m、大小31の塔が立てられた黄金の仏塔にはインドから伝わった仏舎利が納められているとされ、国内外からたくさんの信者が訪れています。8:00から16:00まで（12:00から13:00までは昼休憩）、年中無休。

パトゥーサイ(凱旋門)

ประตูชัย

1967年に、ヴィエンチャン市の中央につくられた凱旋門。ちょっとかわった外観は下部がフランス風、ハスの飾りから上部がラオス様式となっています。もともとは戦没者慰霊塔でしたが、2000年にパトゥーサイ（凱旋門）に名前が変わったそうです。市内が展望できる最上階までは197段の階段を昇らなければならないので時間に余裕をもって。8:00から17:00まで、年中無休。

カンペーン・ヴィエン・ハンディクラフト

กำแพงเวียง แฮนดิคร้าฟท์

ラオ・アイテック（国際見本市）近くのアクセサリー店。アンティークの銀細工が豊富に揃っていて、30年前の銀のかんざしが1本700B〜1000B。同じくブレスレット150B〜2000B、ネックレス400B〜1200Bなど。サイズ調整や研磨などもその場でしてもらえます。もちろん新品もありますが、凝ったデザインのアンティークものを磨かずに着けるのも素敵かも。8:00から21:00まで、年中無休。

プラタット・ノーンカーイ

พระธาตุหนองคาย

メコン沿いリムコーン通りの東端に位置するノーンカーイを代表する寺院のひとつ。別名「プラタート・クラーン・ナーム」（川中の仏舎利）とも呼ばれます。インドからもらった仏舎利を祀るために、もともとは現在の場所の近くで仏塔が建立されたようですが、時代とともに川波の浸食によって倒壊し、タイ側の岸から約180メートル先のメコン川の川底に沈みました。西暦1868年にこの地を訪れたフランス人がタイとラオスの国境を確定するべく川底の調査をしていたところ、倒れた仏塔が沈んでいるのが発見されたそうです。現在の場所で地上に復元された仏塔の内部には、当時のフランス人技師がスケッチをしている姿や70年前に村人が総出で仏像を引きあげた時の写真などが残されています。

サラー・ゲオクー

ศาลาแก้วกู่

• http://garden-buddha-sculpture.blogspot.com/

1978年にノンカーイ出身の宗教家、ルアンプー・ブンルア・スラリット師が建てた宗教施設。1958年にラオス側にもブッダパークを建設していますが、共産主義化が進むラオスから亡命してサラー・ゲオクーの建立に着手。広大な敷地内には、師の宗教哲学を反映した巨大な像が点在しており、どれも強烈なインパクトながらどこかユーモラスです。7:00から17:00まで（土日は18:00まで）、年中無休。

ナーカブリー・リゾート

นาข่าบุรี รีสอร์ต

• http://www.nakhaburi.com/

ウドーンターニー市街から北へ約15km、2号線のロードサイドに立地しているので、市街はもちろんのことノーンカーイを観光するのにもとても便利なリゾートホテル。部屋はホテルタイプのものとヴィラタイプのものから選べますが、一人またはカップルにはベランダから大きなプールが眺められるホテルタイプがおすすめ。ヴィラはファミリー向けで広くてゆったりとするつくりとなっています。

ブッサボン・ファイン・リゾート

บุษบง ไฟน์ รีสอร์ต

• http://www.budsabongfineresort.com

洗練されたインテリアにかわいい水回り。全室がプールに面していて、1階のお部屋なら部屋のテラスからそのまま飛び込めます。ウェルカムフルーツなどのサービスも行き届いていてとても快適。ノーンカーイ市街からは少し外れていますが、その分静かで、リゾート気分を味わえそうです。

クン・ニット・レストラン

สวนอาหารคุณนิด

イサーン料理のコンテストで優勝したこともあるというこのレストランは、タイの有名人もよく訪れる人気店。店内の壁にはサソリのサラダ、アリの炒め物、ハチノコのピザなどなど、珍しいメニューがずらりと並びます。地元で人気なのはアリの卵の料理（カイ・モッドデーン）なのだとか。とはいえおすすめは、イサーン料理のラープ・ヌア［ลาบเนื้อ］70B（牛肉ミンチのハーブ炒め、アヒルやナマズなどもあります）やソムタム［ส้มตำ］60B、イサーンソーセージ［ไส้กรอกอีสาน］70B（発酵したお米の酸味がおいしいです）など。夏ならハチノコの唐揚げ100Bも香ばしくてシンハービールにぴったり！　約150席／10:00から22:00まで（毎月20日が定休日）。

バーン・クラタトーン

ป้างกระทะทอง

ヌア・ヤーン（イサーン風焼肉）のお店。食べ放題のバイキング形式で1人149B、2人で来店すると119B／人、4人で109B／人と割安に。ちなみにシンハービールは100Bなり。ムー・ガタ（北部の焼肉料理）、ムー・ヤーン・ガオリー（タイ式韓国風焼肉）などでも使う独特のかたちの鍋を用いて、中央部分で肉を焼き、周囲に張ったスープで野菜や乾麺を茹でます。肉や野菜だけでなく、茹でた貝や唐揚げなどのおつまみも全て食べ放題。ただし残すと罰金をとられるシステムなので要注意です。年中無休で営業時間は17:00から22:00まで。約200席。 （無休）約200席。

デーン・ナムヌアン

แดงแหนมเนือง

ノーンカーイを訪れたタイ人が必ず名物「ナムヌアン」のセットをお土産に買って帰るという人気のベトナム料理店。ナムヌアンはちくわ状に焼かれたお肉をそうめんやニンニク、青バナナやスターフルーツなどとともに春巻きの皮や葉っぱにくるみ、やや甘めのピーナッツソースで食べるというもの。甘み・辛み・酸味などが絡まり合っておいしい上にとってもヘルシー。人気があるのもうなずけます。お土産セットは生タイプが5ピース90バーツ、1週間もつ冷凍タイプが5ピース110B。不定休（1ヶ月に1日のみ。売店は無休）、7:00から20:00まで。

ナンガンバン・ラオフードレストラン

นั่งคำบาง ลาวฟูดส์ เรสตัวรองส์

ラオス料理のお店。ラオス料理はイサーン料理と似ていますが、素材の風味を生かしたよりシンプルな味づけのものが多いです。ソースも好みで調整できるので辛すぎるといったこともなく、安心して楽しめます。魚のラープ30000k/150B。ゲンソンプラー（魚のスーブ）50000k/250B、ピンリンウア（牛タン）30000k/150B、ルアンパパンソーセージ30000k/150Bなど。11:00から21:00まで。

ターンタワン

ทานตะวัน

カイガタと呼ばれるタマゴ料理とバゲットを出すお店。カイガタはここノーンカーイが発祥の地だそう。カイガタ20B、バゲット8B、コフェボラン(ベトナム式コーヒー)は40B。朝しか営業していないので要注意です。06:00～10:00

コーツィアン

โคตรเซียน

気軽な値段がうれしい、町の食堂。おかゆに揚げ麺と卵、ネギ・ショウガの千切りが入ったジャーク35B。少し巾広のお米の麺に牛肉が入ったセンレック・ヌアートゥン35B。ガオラオ（豚のスープ）、牛のテールスープ50Bも人気。

クロア・トゥポン

ครัวตุ๊-ป่อง

トゥポン姉妹がきりもりする食堂。市街地中心からウドーン・ノンサムロードを通って3kmほど。タクシーで10分ほどの距離にあります。地元で店名を言えば誰もが分かるというこのお店、典型的なイサーン料理を食べさせてくれると人気が高いのだとか。定番のペッサッ・ガイバーン（地鶏の丸蒸し）300B、川エビの天麩羅70B、ラ・プラトン（魚のラープ・バナナの葉包み）50Bなど。