「アヌサーン・ビルディング」は、長年にわたりチェンマイのサンパーコーイ地区の歴史と共に歩んできた歴史的建造物。当時、チェンマイの商業発展と近代化に貢献した著名な実業家、チュティマー・ニマンヘミンダー家の祖、ルアン・アヌサーン・スントーン氏によって設計されました。古木を混ぜた鉄筋コンクリート2階建ての建物は、1934年に地元の職人によって建設されました。西洋建築の影響を受けたコロニアル様式の柔らかな白色を特徴としています。

この建物は、サンパーコーイという地名の由来となったコーイの木々が生い茂るエリアに位置しています。ピン川の東岸からナワラート橋を経由してターペー通りへ直結し、市内中心部へと続く重要な道路であるチャルンムアン通り沿いの数区画にまたがっています。このエリアは、チェンマイの人々と共に発展してきたもう一つの重要な商業地区として知られています。

敷地内には、レストラン、カフェ、小売店などの数多くのショップのほか、クリエイティブなイベントやコミュニティ活動のためのスペースなど、あらゆる人々に向けたさまざまなサービスやアクティビティを提供しています。サンパーコーイ・ストリート・マーケットも定期的に開催されていますので、チェンマイ滞在中にスケジュールが合えば、周囲のローカルな雰囲気を楽しみにながら、食事やカフェタイムとあわせてマーケットを散策するのもおすすめです。

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