カンペーンペット

Kamphaeng Phet
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スコータイ王朝の要塞都市として発展したカンペーンペットは、スコータイの南、タークの南東に位置する小さな町です。「金剛の城壁」と称される現在の名がついたのはアユタヤ王朝の15世紀頃だと思われます。それまでは「チャーカンラーオ」と呼ばれ、ナコーンチュムやトライトルンなど周辺都市を従え、南北2200メートル、東西500×250メートルの城壁に囲まれ、市内には数多くの寺院が点在する都市でした。当時の城壁の一部や遺跡は現在も残っており、その一帯は歴史公園に指定され、スコータイ、シーサッチャナライとともに、ユネスコの世界遺産として登録されています。また、タークやナコーンサワンなどと接する西部地域は、清冽な湧水をたたえる雄大なジャングルが広がっており、トレッキングやバードウォッチングを楽しむことができます。


世界遺産をめぐる[旧市街/市外北側ほか]

市内を流れるピン川の東西に広がる一帯とそこから北西へ約2キロメートルの森林は、歴史公園に指定され、世界遺産にも登録されています。東側には王宮寺院と位置づけられたワット・プラケオをはじめ、10の出入り口があったと思われる内側の城壁など、大規模な遺跡が見どころです。西側のナコーンチュムには、スコータイのリタイ王が仏舎利を納めたとされるワット・プラ・ボロムマタートをはじめ、高さ約6メートルの砦など小規模の遺跡が点在。どちらもラテライトという鉄やアルミニウムの水酸化物に富む紅土で造られています。修行僧たちが住んだアランイックと呼ばれる森林地帯には、幅1メートル、高さ6メートルという国内最大級のラテライトの円柱が並び、かつて涅槃仏像が安置されていたワット・プラノーンがあります。近くには発掘品などを収めた博物館もあり、効率よくこの広い歴史公園をまわるには、レンタサイクルが便利です。

豊かな森と稀少な野生動物たち[クローンラーン]

タークやナコーンサワンとの県境をまたぐ一帯は、手つかずの豊かな自然が広がる国定公園です。標高1439メートルのクローンラーン山を中心としたクローンラーン国立公園では、高さ約100メートル、幅約40メートルのクローンラーン滝での水遊びをはじめ、流れが激しく、至るところに岩があるケーン・コ・ローイでのラフティングを楽しむことができます。水量が豊富な8月~1月がベストシーズンで、付近には鍾乳石の美しい洞窟もあります。隣接するメーウォン国立公園は常緑の樹々が生い茂り、野生の象やトラのほか、タイでもめったに見ることができないカワセミやサイチョウなど、300種以上の珍しい野鳥や動物が生息し、バードウォッチングやトレッキングに最適です。

モンキーバナナのお祭り[カンペーンペット市内]

カンペーンペットは、小ぶりながら甘味が強いクルアイ・カイ(モンキーバナナ)の原産地。クルアイ・カイとはタイ語で「卵バナナ」を意味します。農作物の収穫が一段落する9~10月頃、国内各地では人々が日本のおこしにも似た甘味の強い「カヤサート」という食べ物をつくり、僧侶に献上する収穫祭「サート・タイ」を祝う伝統があります。モンキーバナナが完熟期を迎えるこの時期にクルアイ・カイ祭りも催され、バナナの山車が町なかを練り歩き、カヤサートづくりやミス・クルアイ・カイコンテストなどが行われます。

基本情報

位置

バンコクから北西へ約358キロメートル、スコータイから約85キロメートル。

隣接する県

スコータイターク

旅の季節

年間を通じて暖かい気候、国立公園は11月〜2月、ラフティングは8月~1月。

行き方

バス

バンコク北バスターミナル発[所要約6時間]。

県内・市内交通

ナコーンシュム市場やバスターミナル周辺の市街地では、県内を走行するソンテウが往来しています。また、市街地をまわるのには、トゥクトゥクなどがありますが、料金は交渉制。

名物・特産品

モンキーバナナ、カヤサート(おこしのようなもの)など。

注意事項

遺跡や寺院を訪ねる際、露出度の高い服装を避けてください。仏像を触ったり、上って写真撮影したりすることは厳禁です

主要連絡先

TATターク

055-514-341, 055-514-342, 055-514-343

カンペーンペット・バスターミナル

055-710-006

カンペーンペット病院

055-714-223, 055-714-224, 055-714-225