1958年の誕生以来、バンコクを代表するフレンチ・ファインダイニングとして愛されてきた「ル・ノルマンディー（Le Normandie）」。
その歴史ある舞台に、世界で最も多くのミシュラン星を持つ女性シェフ、アンヌ＝ソフィー・ピックが新たな息吹を吹き込み、「アンヌ＝ソフィー・ピック・ル・ノルマンディー（Anne-Sophie Pic at Le Normandie）」として、2025年秋、新たな章を紡ぎはじめました。

「サフュージョン（Suffusion：浸透、浸潤）」という料理哲学に基づき、マリネやインフュージョン、燻製などの香りのレイヤーを重ねることで、驚きと静かな余韻が共存する独自の世界を表現。
代表作のベルランゴ（テトラ型の詰め物パスタ）や、ブリタニー産ブルーロブスターにイチゴとラズベリーの甘い香りを重ねた一皿、バンコクならではの創作料理「ホワイトロータス・ミルフィーユ」など、繊細な芳香が印象的なメニューが並びます。

店内は名建築家ユニット、ハンバート＆ポエット（Humbert & Poyet）により再構築。
ジム・トンプソンのタイ伝統織物、柔らかなゴールドトーン、牡丹をモチーフにした彫刻が配され、「フランスのエレガンスとタイ文化の対話」をテーマにした洗練空間が広がります。

この料理を現地で導くのは、14年以上にわたり彼女と歩んできた日本人女性シェフ、小林珠妃。
日本人ならではの緻密さと、芳香を重ねる美学が響き合う、ここでしか味わえない唯一無二のガストロノミーを堪能できます。

バンコクのチャオプラヤー川を望む、名門ホテル “マンダリン・オリエンタル・バンコク”。
その歴史に刻まれる新たな章を、五感で味わってみませんか。

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