トンブリー県側に位置し、かつてはワット・バンワー・ヤイと呼ばれたアユタヤ時代に建立されたウォラマウィハーン様式の王室寺院。タークシン大王は、ワット・バンワー・ヤイの近くに宮殿を建てたため、この寺院を修復して王室寺院に昇格させるよう高僧に要請しました。ラタナコーシン時代には、この寺院は高僧の住居であり、ナコーンシータマラートから招集された”サンカヤナー・プラ・トライピードック(仏教経典)”の内容について話し合う場になっていました。
寺院内の興味深いものとしては、タイ語で”タムナックデーン”と呼ばれる赤い建物(ロイヤル・レッド・パレス)があり、かつてはクルントンブリー王の瞑想宮殿だったと考えられています。宮殿内には、元の宮殿内の部屋を仕切っていた痕跡など参考となる証拠が残っています。ラーマ1世がトンブリーに在位していた当時、玉座が置かれていた建物を取り壊した木材で建てられました。外壁は赤い粘土で彩色されていて、内部は、北側の広間にある保管庫(トゥー・トライピードック)に大蔵経が安置され、南側の広間にはナーク師によるトンブリー時代の人々の生活様式を描いた絵画があります。
寺院名にある“ラカン”は鐘という意味で、入口には大きな広場があり、黄金の鐘が祀られています。タイの人々の間では、パワースポットとして知られています。
基本情報
| 名称 | ワット・ラカン・コーシターラーム |
|---|---|
| 名称(英) | Wat Rakang Jositaram |
| URL | https://www.watrakang.com/ |
| 営業時間 | 08:00~18:00 |
| 料金 | 参拝自由 |
| 住所 | 250/1 Arun Amarin Road, Siriraj Sub-district, Bangkok Noi, Bangkok 10700 |
| アクセス | バンコク市内から車で約30~40分。ター・チャーン(船着場)からボートでもアクセス可。 |
| 電話 | 02-418-1079 |
| メール | library@watrakang.com |
| 備考 | https://x.gd/7hKEBy |
| 地図 | Googleマップで確認する |





























