「プーレンカー国立公園」は、カセートムブーン郡、ノンブアデーン郡、ムアンチャイヤプーム郡、バーンクワオ郡にまたがっている複雑な地形の山岳地帯で、チー川に流れ込む小川の源流となっている深い森があります。公園内は、観光客が散策を楽しめる自然歩道が整備されていて、様々な見どころがあります。

公園内の見どころは、お城の形をした岩がある美しいビューポイント「キャッスルストーン・フォレストビューポイント」、石門のような形をした大きな石で、周囲の落葉樹林にたくさんの奇岩が点在する「ストーンビューポイント」、長く続く高い崖に沿って珍しい種類のランが生息している「オーキッドクリフ」や”モーヒンカオ”という観光名所の近くに位置する標高905mの岩山「ホアナーガ・クリフビューポイント」です。山からそびえ立つ断崖絶壁は蛇(ナーガ)の頭の形に似ており、一日中涼しい気候です。

また、公園内には3つの自然歩道があります。一つ目のヨパー自然研究歩道は全長約1,800mで、ヨパー展望台とランサン展望台を経由し、プーレンカー展望台に至る一方通行のルートです。二つ目の堰堤(えんてい)の背後にある自然歩道は全長約1,200mで、遊歩道沿いには落葉樹林と乾燥常緑樹林が広がり、ガジュマルや蟻塚といった自然の観察拠点があり、様々な野鳥や蝶を観察することができます。このルートも一方通行になっていて、終点はプーレンカー展望台です。三つ目のランの崖－プラサート岩－クローン門岩の自然歩道の距離は約3,300mで、乾燥した常緑樹林、蟻塚などの自然教育拠点があり、ランの崖などの地質学的名所もあります。

雨期には、プーレンカーの森の頂上で、美しい雲海を見ることができます。11～2月の乾期には南国のタイにいながら寒さを体験できる場所であり、タイで最も美しくロマンチックな星空観察スポットのひとつといわれています。タイの公的天文研究機関「NARIT」によって、夜空の天体保護区にも登録されています。

観光客は、キャンプ施設に入場してテントを張ることができます(限定数)。利用者は、駐車場とトイレの利用が可能です。詳細については、観光案内所(093-093-9193、044-410-9786)までお問い合わせください。

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