＜TATリリース：2012年上半期、中国、マレーシア観光客が100万人超＞
バンコク、2012年7月18日：
2012年上半期、総観光客数10,496,789人で2011年同期比+7.6％の伸びを見せ、タイ観光産業は好調を維持している。
この成長に最も貢献したのは、初めて半期100万人超となった中国からの観光客。総数1,124,234人、2011年同期比+28.87％という強い伸びで上昇を記録した。
2012年上半期のタイ訪問者数マーケット トップ10リスト：
ランク 国籍 2012年（2011年） 変化率%
1 中国 1,124,234（872,348） 28.87
2 マレーシア 1,115,721（1,219,705）-8.53
3 ロシア 634,312（565,287） 12.21
4 日本 630,058（565,240） 11.47
5 韓国 540,523（515,360） 4.88
6 インド 504,634（474,653） 6.32
7 ラオス 464,931（425,925） 9.16
8 イギリス 433,989（427,497） 1.52
9 オーストラリア 427,096（389,566） 9.63
10 アメリカ 379,430（349,281） 8.63
以下は、タイ入国者数を国別に表集計した2011年同期比の変化率を含んだ2012年1～6月期の総数の概要。
概観
東アジア5,486,941 人 (総訪問者数のマーケットシェア52.27%)、ヨーロッパ2,971,939人 (同28.31%)、南北アメリカ545,042人 (同5.19%)、南アジア632,976 人(同6.03%)、オセアニア 477,894 人(同4.55%)、中東296,653人 (同2.83%)、アフリカ85,344人 (同0.81%).
東アジア (+5.73%)
●日本は総数630,058人で4番目に多く、+11.47%増
●韓国は総数540,523人で5番目に多く、+4.88%増
●近隣のASEAN諸国もまた好調な成長を見せている。例えば、ベトナム (+24.96%)、ブルネイ (+20.15%)、カンボジア (+12.32%)、ミャンマー (+12.30%) 、ラオス (+9.16%)、インドネシア (+4.40%)、シンガポール (+4.53%)。フィリピンのみ減少 (-3.44%)
ヨーロッパ(+11.12%)
●ロシアはイギリス、ドイツを抜いて、ヨーロッパ・マーケットで依然トップのまま。総数634,312人、+12.21%
●イギリスは総数433,989人 (+1.52%) で2番目、ドイツは357,472人 (+9.71%)で3番目に多い
●フランスの総数は304,717人 (+17.11%)
●北欧諸国はそれぞれ、ノルウェー＋17.59%、スウェーデン+16.45%、デンマーク +14.84%の成長率
南北アメリカ (+10.58%)
●アメリカはタイ入国者数ランキング10位で、総数379,430 人(+8.63%)
●カナダからの訪問者数は114,678人、+10.62%成長
●ブラジルからの訪問者数は14,965人、 +23.65%成長
南アジア (+5.83%)
●インドは南アジアで最も大きなマーケットで、タイ入国者数ランキング6位。総数504,634人、+6.32% の伸び
●パキスタンからの訪問者数は34,809 人(-2.65%)
●バングラデッシュからの訪問者数は33,494人 (-0.20%)
●スリランカの訪問者数は32,878人で+20.85%の伸び
オセアニア (+9.45%)
●オーストラリア427,096人、+9.63%成長、ニュージーランド 49,365人、+8.15%の成長
中東 (-0.15%)
●UAE（アラブ首長国連邦）は-0.76%の減少を経験
●その他の中東マーケット（イランなど）は-7.08%減少
●しかしながら、他の中東マーケットは増加。特に、サウジアラビア (+50.51%) 、クウェート(+19.97%)。エジプトは+22.49%増加
アフリカ (+28.88%)
●最も主要なマーケットである南アフリカは35,319人、+13.99%の伸び
●その他の諸国も総数50,025人で、+41.97%というかなり期待できる成長率を見せている
TAT（タイ国政府観光庁）は、2012年の外国人総訪問者数目標を2,050万人に設定している。これは控えめな見積もりだが、国際的な経済的・地政学的状況が安定した状態を保っていれば、上回ることはほぼ確実だ。
