タイは、初めて訪れる人にとってもリピーターにとっても、常に新しい楽しみを発見することができる国です。ただ、何度も訪れていると、気づかないうちに同じ料理ばかり食べていたり、同じ場所ばかり訪れている…なんてことはないでしょうか。自分なりの「定番」を持つのも楽しいですが、たまにはあえて定番を外してみるのも新鮮さがあっていいものです。「じゃないほう」でタイの新しい顔を見つけてみませんか。
1. タイビールじゃなくてタイワインを味わってみよう
2. 「トムヤムクン」だけど赤くない「ナムサイ」を注文してみよう
3. タイカレーをライスじゃなくて麺にかけてみよう
4.スイカジュースじゃなくてタイのコーヒーを飲んでみよう
タイビールじゃなくてタイワインを味わってみよう
街歩きや観光で歩き回ったあとで、冷たいタイビールをゴクゴク飲むというのは暑いタイ旅行の楽しみのひとつですが、たまにはタイワインを試してみてはいかがでしょう。
タイワインが世界に知られるようになったのは1996年にバンコクで開催された第1回アジア欧州会議で供されたタイ東北部の高原地帯で栽培されたブドウを使って造られた初の純国産ワイン「シャトー・ド・ルーイ」が評価されたことに始まります。それ以降タイワインは世界のワインコンテストで数々の入賞を果たし「新世界ワイン」「新緯度ワイン」と呼ばれ注目を集めています。
カオヤイやホアヒンのワイナリーで造られる高品質のワインはレストランで見かけることも多いので、タイ料理と合わせてみるとまた新しい食の世界が開けるかもしれません。
「トムヤムクン」だけど赤くない「ナムサイ」を注文してみよう
タイ料理と言えばまず思い浮かぶのが「トムヤムクン」ですが、実は2種類あるのをご存じでしょうか。ココナッツミルクなどを加えて濃厚なコクを出した「ナムコン」と透明なスープであっさりした味わいが特徴の「ナムサイ」があります。どちらかというと、「ナムコン」のほうが写真などででよく見かけるため、「トムヤムクン」と言われるとこちらをイメージする方が多いかもしません。
一方、澄んだスープの「ナムサイ」もすっきりとした辛さと酸味が味わい深く、こっちのほうが好きというタイ人も多いです。一度試してみるとあなたもハマるかも。
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タイカレーをライスじゃなくて麺にかけてみよう
日本では「カレー」というとご飯にかけるというイメージが強いかと思いますが、タイでは日本の素麺に似た「カノムチーン」という米の麺と合わせて食べるのもポピュラーです。カノムチーンの店では、グリーンカレーをはじめ様々な種類のカレーが入った大鍋が並べられているので、好きなカレーを選んで麺にかけてもらい、たっぷりの野菜やハーブなどと一緒に食べることが多いです。さらっと食べられるので、小腹が空いたときにもおすすめです。
スイカジュースじゃなくてタイのコーヒーを飲んでみよう
タイは果物の種類が豊富で、フレッシュな果物をその場でジュースやシェイクにしてくれるお店もあちこちにあります。タイでのどの渇きをスイカジュースで癒した経験をお持ちの方も多いかもしれません。
一方、タイのコーヒーと言えば、一昔前は「とにかく甘い」というイメージが強かったのですが、最近は、おしゃれなカフェが増え、国内産の豆を使ったこだわりの一杯を楽しむ人々の姿があちこちで見られるようになりました。特にタイ北部産のアラビカ豆は評判がよく、観光客のおみやげにも人気です。タイを旅行中、ちょっと一息つきたいときは、雰囲気のよいカフェでコーヒーを飲みながらのんびり過ごしてみるのもいいですね。
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さて、4つの「じゃないほう」、いかがだったでしょうか。
なじみのある定番をあえて外すのはちょっと勇気のいるものですが、新鮮な驚きや新しいお気に入りが見つかるかもしれません。次回のタイ旅行時に、ぜひ試してみてください。