チェンマイで“家庭料理の温かさ”と“海の恵み”を結ぶレストラン。使う魚は、大型漁船ではなく小さなボートで陸から3マイル以内の海で獲れたものだけ。漁師たちと梱包・発送方法を一から整え、一晩でチェンマイに届く。その他の食材はチェンマイ近郊産に限定し、店主の家に伝わるレシピに多文化都市らしいエッセンスを重ねたメニューが並ぶ。コンセプトはスローフード──それが「Slow Fish Kitchen」の名に込められている。店名の“Maadae”は南部の言葉で「こっちにおいで」の意。まっすぐでやさしい味が、海と街、人と人を静かにつないでくれる。

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