三つ星・二つ星が拡大、タイ美食シーンがさらに進化
2025年11月28日タイ政府観光庁(TAT)は、『ミシュランガイド タイ 2026』の発行を発表しました。
三つ星の新規昇格を含む合計10軒が新たに星を獲得し、掲載店は全国468軒となりました。
タイの食の魅力がさらに強化された一年となりました。

三つ星は「Sühring(ズーリング)」が新たに昇格
2026年版では、「Sühring(ズーリング)」が三つ星に昇格し、国内2軒目の三つ星店となりました。また、一つ星には、新規3軒と昇格4軒の下記、計7軒が加わりました。
三つ星
二つ星から昇格
Sühring(ズーリング)
二つ星
1つ星から昇格
・Le Normandie by Anne-Sophie Pic(ル・ノルマンディ)
・INDDEE(インディー)
一つ星
初掲載
・Bo.lan(ボラン)
・Cannubi by Umberto Bombana(カンヌビ・バイ・ウンベルト・ボンバーナ)
・etcha
昇格
・Gaggan(ガガン)
・Juksunchae(ジュク・スンチェー)
・Nusara(ヌサラー)
・Sushi Saito(鮨 さいとう)
また、サステナビリティを評価するミシュラングリーンスターには「GOAT(ゴート)」が新たに選出され、グリーンスター獲得店は計5軒となりました。

ミシュランが示すタイ美食文化の進化
ターパニー・キアットパイブーンTAT総裁は、「今回の結果は、タイ料理の創造性と多様性、そして責任ある食文化への取り組みを示すもの」とコメント。
ミシュランガイド国際ディレクターのプーレネック氏も、「タイは常に新しいエネルギーに満ちたダイナミックな美食シーンを持つ」と評価しています。

新設の「メンターシェフ賞」など特別賞も
2026年版では、タイ独自の新たな特別賞カテゴリーとして「ミシュランガイド メンターシェフ賞」が導入されました。
これは、次世代の育成に尽力するシェフを称えるものです。初代受賞者には、デビッド・トンプソン氏(Aksorn(アクソーン)(ミシュラン一つ星)/Chop Chop Cook Shop(チョップ・チョップ・クック・ショップ)(ミシュラン・セレクテッド)が初受賞。
さらに、サービス、革新性、若手人材の活躍を称える特別賞も発表されました。
ヤングシェフ賞では、スウィジャク・クンヘ氏(Loyd(ロイド)(ミシュラン・セレクテッド))、最優秀新店賞では、ウィルフリッド・オケ氏(MARGO(マルゴ))、サービス賞では、アルセン・ブラハジ氏(Aulis(アウリス))
三つ星:2軒
二つ星:8軒
一つ星:33軒
グリーンスター:5軒
ビブグルマン:137軒
セレクテッド: 288軒
全ての掲載店は、ミシュランガイドタイランド公式サイトで確認できます。



















