「ワット・プラユラウォンサワート・ウォラウィハーン(ワット・プラユーン)」は、トンブリー側のメモリアル・ブリッジ近くに位置しています。ウォラウィハーンの格付けを持つ第一級王室寺院で、ラーマ3世の治世下にあった1828年に建立されました。寺院がある場所は、仏教への信仰心があつかったソムデット・チャオプラヤー・ボロム・マハー・プラユラウォン(ディット)氏が、元はコーヒー農園であった自身の土地を寄進したものです。建設には8年の歳月が費やされ、1836年に完成しました。
境内の見どころの一つに「プラ・ボロムマタート・マハー・チェディ」があります。これは直径50m、高さ60mを誇る巨大な円形の白い仏塔(チェディ)で、アユタヤ様式の建築技法が用いられています。この仏塔は、巨大な構造を支えるための中心柱を据えて建設されたもので、現存する唯一の主要な仏塔として重要な史跡とされています。また、この仏塔は内部を見学することも可能です。
もう一つの見どころは、ヨーロッパ様式のコンクリート建築である「プラ・プラユーン・パンタカーン博物館(パリントン・パリヤタンマサーラー)」です。ここでは、スリランカから招来された仏舎利をはじめ、プラタート・マハー・チェディから発見された仏像や護符(お守り札)など、様々な古美術品が展示されています。さらに、二重の屋根構造を持つタイ様式のウボソット(本堂)もあります。その破風(はふ)は、フヨウの花の模様で装飾され、屋根には施釉(せゆう)タイルが葺かれています。堂内には、膝幅2mの降魔印(ごうまいん)を結んだ本尊「プラ・プッタタンマ・ウィチェー・サッサダー」が安置されており、その姿はとても美しいです。この仏像には、日本の職人が招かれ、漆塗りや金箔貼りの作業が施されました。
隣接するウィハーン(仏堂)もウボソット(本堂)と同様の様式で建てられています。ウィハーンも二重屋根を持つ5室構成のタイ様式建築で、破風には花のモチーフが彫刻され、ステンドグラスで装飾されています。堂内には、「ルアンポー・プラ・プッタナーク」と呼ばれる降魔印の仏像が本尊として祀られています。カオ・モーは池の中央に築かれた人工の山で、三門の大砲の記念碑、ゴシック様式のモンドップ(堂宇)、サーラー・スワパック・ウィライパン(西洋式パビリオン)など、興味深い建造物が数多くあります。敷地を囲むように配置された赤い鉄の柵は、当時貴重だった砂糖と交換してイギリスから輸入されたものといわれていて、その赤い鉄の柵から地元の人々の間では、「ワット・ルアレック」として親しまれています。
バンコク・アート・ビエンナーレ 2026の会場のひとつとしても、注目を集めています。
基本情報
| 名称 | ワット・プラユラウォンサワート・ウォラウィハーン (ワット・プラユーン) |
|---|---|
| 名称(英) | Wat Prayurawongsawat Worawihan (Wat Prayoon) |
| URL | https://www.tourismthailand.org/Attraction/wat-prayurawongsawat-worawihan |
| 営業時間 | 毎日08:30~16:30 |
| 料金 | 参拝自由 |
| 住所 | Prachathipok Road, Wat Kalyan, Thonburi, Bangkok 10600 |
| アクセス | バンコク中心部から車で約30分。最寄りのMRTブルーライン・イサラパープ駅から車で約10分。 |
| 電話 | 02-465-5592, 02-466-1693 |
| メール | info@watprayoon.com |
| 備考 | https://www.watprayoon.com/ |
| 地図 | Googleマップで確認する |





























