
「ワット・シースパン」は世界で最初に銀で造られた、別名「銀の寺」と呼ばれるユニークな寺院。本堂が現在の銀一色に様変わりしたのは、2000年代に入ってからといわれています。この寺院のみ、本堂はタイ北部ランナー地方の人々の信念によって、女性が立ち入ることが禁じられています。
1500年(仏暦2043年)、マンラーイ王朝ムアン・ゲーオ王の時代に、プラ・プッタパティハーン仏像を奉納するために建てられました。建築はランナー様式の石組みで、繊細な彫刻の上にアルミと銀の装飾が施されています。この立体アートは、仏教や仏法、寺院の歴史などを表現しており、宗教の保護やこの地域の知恵である銀器の伝統継承だけでなく、ランナー王国の誇りを後世に伝えることを目的としています。
寺院のあるチェンマイの銀細工の村、ウアライ・コミュニティには銀細工の工房が多く、村人が本堂を銀で改修したことで現在の姿に。タイでも銀色の寺院は珍しく、多くの観光客が訪れます。
基本情報
名称 | ワット・シースパン |
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名称(英) | Wat Sri Suphan |
住所 | Wua Lai Rd, Tambon Hai Ya, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50100 |
アクセス | チェンマイ旧市街のチェンマイ門からソンテウなどで約5分 |
電話 | 053-274-705 |
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