メーホンソーン県パーンマパー郡にある「バーン・ジャボー」は、石灰岩の山々に囲まれた谷の真ん中にある主にラフ族が暮らす村。ミャンマーに隣接した標高約900mの高い山にあり、美しい山々の景色とシンプルで独自のライフスタイルを持つ村の人々が訪れる人々を魅了しているコミュニティです。

この村にはラフ族の一種であるムサー族が暮らしていて、ムサー族には黒ムサー(ムサーダム)、赤ムサー(ムサーデーン)、黄ムサー(ムサールアン)の3つの民族がいます。ムサー族が最初にこの地で暮らすようになった時の村長さんが”ジャボー”という名前で、その名前からこのコミュニティは「バーン・ジャボー」と呼ばれるようになりました。

高山にあるこの地域は1年を通して涼しく、特に11～4月頃の乾期の時期の早朝には雲海が連なる山脈を覆い、村全体が柔らかい白い霧に包まれます。雲海を眺めながらの温かいコーヒーやお茶は格別。目の前に山々の絶景が広がるヌードルショップ「クイッティアオ・ホイカー・バーン・ジャボー」で、足をぶらぶらと宙に浮かせながらいただく麺料理もこの村の名物になっています。

また、近隣にはビューポイントや村から約2.5kmほどのところにあるバーン・メーラナー(Baan Mae Lana)という村もあり、山歩きを楽しむのもこのスポットの醍醐味。この村に伝わる機織りを見かけるかもしれません。村の人が運営するホームステイがいくつかあり、現地の事情に詳しい村の人が車などで案内してくれます。サンライズツアー(1人100バーツ～)なども手配可能ですので、現地にてご確認ください。アドベンチャー派が訪れる秘境スポットタム・メーラナー(メーラナー洞窟)もパーンマパー郡にあります。

メーホンソーン県のパーイからこの村に到着するまでの道のりに、約2,000年前にできたタム・ナームロート(タムロート)という全長約1kmの洞窟があり、筏で洞窟内を散策することもできます。(地元のガイド付き500バーツ～)5～10月の雨期の間は閉鎖していますのでご注意ください。メーホンソーン県を訪れる日本人観光客はまだ少ないため、地元の地理や事情に詳しい人を伴って訪れることをおすすめします。

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