チットラダー宮殿

Chitralada Palace

ドゥシット地区に位置するチットラダー宮殿は、1913年にラーマ6世(ワチラウット王)によって建設され長年にわたりタイ国王の公邸として使用されてきました。

宮殿は、欧風ヴィラ様式を基調にタイ伝統建築の意匠を取り入れた造りで、広大な庭園や池が広がります。敷地は堀と鉄柵に囲まれ、王室専用のチットラダー駅やチットラダー学校も設けられています。

また、タイ王室による農業研究と地域開発の拠点として知られます。1961年、プミポン・アドゥンヤデート前国王(ラーマ9世)の主導により「チットラダー王室プロジェクト」が始動し、宮殿敷地内で酪農や農産加工の研究が進められました。

プロジェクトでは、酪農や農産加工、養殖、農業研究など幅広い分野に取り組み、牛乳集荷センターやUHT牛乳工場、粉ミルク・チーズ・ミルクタブレット工場などが整備され、生産から加工・販売までを一貫して行う「自給自足経済」のモデルとして発展しました。これらの取り組みは、農家の収入向上や地域産業の育成を目的としており、タイ各地の王室開発プロジェクトにも大きな影響を与えています。農業技術や地域産業育成の実験・研究施設として、タイの農業発展に大きく貢献してきました。

現在も、王室開発プロジェクトの理念や活動は、各地の展示施設や学習センターを通じて紹介されています。

※チットラダー宮殿は王室管理下にあり、一般公開はされていません。

基本情報

名称 チットラダー宮殿
名称(英) Chitralada Palace
住所 Suan Chitlada, Dusit District, Bangkok 10300 タイ
アクセス BTSビクトリーモニュメント駅(N3)から車で約10分。ワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)から徒歩約7分
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