市街から約20kmのところにあるプラタート・ヤークーは、別名”プラタート・ヤイ”とも呼ばれて、ドヴァーラヴァティー時代(6世紀～11世紀)に建てられた仏塔です。この地域で、戦後唯一残っているクメール式の仏塔で、周囲に建っている石柱には仏教の教えや逸話が彫られています。

長い年月により劣化しましたが変貌をとげ、アユタヤ様式を取り入れて八角形の塔まで変化しました。その後、1967～1979年までタイ王国文化省芸術局が、重要史跡であるこの塔の保護のため、発掘調査と復元整備を行いました。毎年4月にはここで雨の恵みを願う儀式が執り行われています。

基本情報