タイの多様性を感じるお寺巡り旅

タイにある教会やモスク、中国寺院を巡って異文化体験をしよう
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国民の約95%が仏教徒である仏教国タイ。国内にはたくさんの仏教寺院が点在しますが、他の宗教にも非常に寛大で、慣習や信仰が異なる人たちが共存しているのもタイの魅力です。
同じ仏教でも趣の違う中国寺院や中華系神社、キリスト教会、モスク(イスラム教礼拝所)など、タイにいながら異文化を感じられるスポットをご紹介します。

キリスト教会


サンタクルス教会@バンコク

タクシン王がアユタヤ朝を滅ぼしたビルマ軍を退け、トンブリーに遷都してほどなくの1770年、ポルトガル人によって建てられた、『聖なる十字架』という名を持つカトリック教会。木造建築の1代目、1835年に建てられた中国風デザインの2代目、そして1916年にイタリア人建築家によって建てられたルネッサンスとネオクラシックの融合スタイルの現3代目となります。
川岸の古い建物と内陸の新しい建物に囲まれ、教会のドームはチャオプラヤ川のランドマークにもなっています。教会内部ではイエスの生涯を描いた14の彫刻、聖書を物語るステンドグラスの装飾、祭壇の裏手には十字架に架けられるイエス・キリストの描写を見ることができます。

聖ロザリー教会@バンコク

チャオプラヤ川沿いに佇むバンコクで最も古いカトリック教会の一つ。建立後、大火に見舞われるなどの惨事を経て、1897年に現在の3代目となる教会が完成しました。十字の尖塔、ステンドグラスの窓があるゴシック・リバイバル様式の建築はバンコクにある7聖堂の中で最も美しいとされています。

アサンプション大聖堂@バンコク

バンコクにおいてカトリックの拠点とも言えるキリスト教会。1809年頃からフランス人宣教師により寄付金が集められ、1822年に最初の教会が完成しました。現在の姿の大聖堂は1909年頃に建設が始まり、1918年に完成しました。ローマ教皇ヨハネパウロ二世もここを訪れています。ミサの時間以外は一般の訪問も可能です。

イマキュレート・コンセプション聖堂@チャンタブリー県

1711年、宗教迫害から逃れてきたベトナム人キリスト教徒により初期の教会が建てられた後、度重なる修復・改築が施され1909年に完成した、タイ最大のカトリック大聖堂です。

聖ミカエル教会ソンイェー@ヤソートーン県

タイ東北部のヤソートーン県にあるローマカトリック教会で、木造建築の教会としてはタイ最大規模を誇ります。1908年に最初の小さな教会が建てられ、その後4度目の再建を経て1947年に完成したのが現在の教会です。

中国仏教寺院


ワット・マンコン・カマラワート(龍蓮寺)@バンコク

1871年に建てられたチャイナタウン(ヤワラー)にある、バンコクで最も歴史のある中国式寺院。元々は別の名がつけられていましたが、ラーマ5世により現在の名が付けられました。『願い事がよく叶う』と、中国系はもちろんタイ人や観光客も多く参拝に訪れます。
同じ仏教寺院でも、赤色や金色が多用され、黄金色の四天王像、神々しく鎮座する釈迦如来像、線香の匂いが立ち込めるなど、一般的なタイの仏教寺院とは異なる雰囲気を感じることができます。

ワット・ボロム・ラーチャ・カンチャナーピセーク・アヌソーン@ノンタブリー県

故プミポン国王在位50周年を記念し1996年に立てられた中国仏教寺院。タイと中国の仏教徒から寄付金が集められ、12年もの時を経て造られました。寺院へと向かう道中からでもその姿を目にすることができるほどの巨大さには圧倒されます。

チャオメー・クアンイム神社 (ティアンファー財団)@バンコク

経済的に恵まれない人々に対し無償で医療援助を行う団体として設立されたティアンファー・ファウンデーション。その敷地内にあるのがチャオメー・クアンイム神社神社で、中国から運ばれた観音像が祀られています。『病気治癒』にご利益があるとされ、健康祈願に多くの参拝客が訪れます。

ナジャ中国神社(テープ・サティ・プラキッチャルーム中国神社)@チョンブリー県

小さな神社から約20年ほどかけ徐々に拡大し、今ではいくつもの建造物が立ち並ぶ、チョンブリー県で最も大きな中華系神社。その規模の大きさ、細かで色鮮やかな装飾の美しさには目を奪われるばかり。タイの人々は『自分の運命を変えたい』と願い、ここを訪れます。

サーン・ラック・ムアン (スパンブリー柱神社)@スパンブリー県

アユタヤ県の西に位置するスパンブリー県にある中華系神社。中が博物館となっている巨大な龍をひと目見ようと訪れる観光客も少なくありません。龍が渦巻く柱が立つ敷地内は中国のテーマパークのようでもありますが、古代からスパンブリーの人々にとっては神聖な場所と考えられています。

イスラム教

ソンクラー・セントラル・モスク@ソンクラー県

タイ南部のマレー半島にあるソンクラー県は、マレーシアと国境も有するためイスラム教徒も多く住み、モスクもいくつか点在しますが、その中でもハジャイという街にあるセントラル・モスクはタイ最大規模を誇るモスク。黄金のドームと4本の尖塔が印象的で、池の水面に浮かぶ見事な鏡写しには心奪われます。

クディー・チョーファー・モスク@アユタヤ

アユタヤで最も古いモスクのひとつ。1677年に建てられた当初は木造建築でしたが、後に教会と寺院を融合したスタイルに再建されました。「クディー・チョーファー」の名は、ラーマ5世がイスラム教徒のコミュニティを訪れた際に名付けたものです。

ヒンドゥー教

スリ・マハマリアマン寺院@バンコク

オフィスやホテルが立ち並ぶシーロム通り沿いに立つ、タイで最も大きなヒンドゥー教寺院。そこを目指さずとも目に飛び込んでくる極彩色豊かな装飾は思わず見入ってしまいます。インド系の人以外にも多くの人が参拝に訪れますが、内観は撮影禁止。その神聖な雰囲気を体感してみて下さい。

新たなタイの魅力を発見できるスポットをご紹介しました。なお、一般的なタイのお寺同様、各スポットは神聖な場所であり宗教それぞれのルールがありますので、あくまで参拝の場所であるということを忘れず、敬意を払って訪問してください。

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