まだ知らないタイに出合う旅

ディープ&ユニークな魅力溢れる、北イサーンの旅

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タイ東北部、イサーン地方。のどかな田園が広がる農村地帯で、タイ国土の約1/3がこの地に属しています。クメール遺跡の集中する南イサーンに対して、ラオスの影響を受け、独特の文化や風習の見られる北イサーン。まだまだ日本人観光客には馴染みの少ないエリアではありますが、実はディープな魅力溢れるディスティネーション。そこで今回は、「北イサーン」の魅力をたっぷりとご紹介します。

北イサーンってどこにあるの?

イサーン20県のうち12県(ルーイ県、ノーンカーイ県、ブンカーン県、ウドーンターニー県、サコンナコン県、ナコーンパノム県、ムクダハーン県、コーンケーン県、カラシン県、ローイエット県、マハーサーラカーム県、ノーンブアランプー県)が北イサーンに属します。うち、中央部に位置するコーンケーン県以下4県は、中部イサーンとも呼ばれています。

観光地としては、ウドーンターニー県のクンパワピー(紅い蓮の海)や世界遺産バンチェン遺跡、ルーイ県のピーターコーン祭りなどが有名です。


北イサーンの中心地・コーンケーン県には、バンコクから空路で約1時間。プーケットやチェンマイからも毎日直行便が運航されています。周辺県にはそこから車で行くのが便利。さらに北のウドーンターニー県やルーイ県、ノーンカーイ県も、空路1時間強で到着します。

今回は北イサーンの中の2県、コーンケーン県、カラシン県の魅力をお伝えします。

旅の魅力 その1
タイ随一の「恐竜王国」で恐竜三昧

タイでは恐竜の化石が多数発掘されており、中にはタイでしか見られないオリジナル種も存在します。これらの化石の半数はコーンケーン、カラシンの両県から出土していて、現在も発掘され続けています。本格的な大型恐竜博物館や、発掘作業場、恐竜の足跡が残る自然公園など、恐竜ファンならずとも楽しめる「恐竜サイト」は大きな見どころのひとつです。

シリントーン博物館


カラシン県にある「シリントーン博物館」は、東南アジア最大の自然史博物館。地球の誕生から恐竜時代、哺乳類・人類の出現まで時代を追って、詳細に展示しています。恐竜のレプリカや、実際の化石が保管・調査されている研究室などがあり見ごたえたっぷり。特に、タイで発掘された恐竜の等身大骨格標本が集うエリアは必見です。
この地で発見された大型植物食恐竜「プーウィアンゴザウルス」や、ティラノサウルスの祖先と言われる肉食恐竜のレプリカもあります。

プー・クムカオ恐竜発掘所

シリントーン博物館の裏にある化石の発掘作業場。研究員たちが土の中から骨を掘り出す作業を、目の前で見ることができます。骨は首の長い植物食恐竜だろうと言われており、とてもきれいな状態で残っています。本物の化石を間近で見られる貴重な機会となるでしょう。

その他、カラシン県の「プーフェーク森林公園」では、約1億数千万年前に生息していた大型肉食恐竜の足跡が7つ見つかっており、うち4つは今もハッキリと見ることができます。

 

旅の魅力 その2
伝統を受け継ぐシルク村を訪れる

バーンポーン・プレーワー・シルク村


プレーワー・シルクは昔ながらの手織り布で、村では養蚕から染色、機織まですべての工程を民家の傍らで行なっています。伝統的な幾何学模様のほか、動物や植物など自然のものを織り込んだ柄もあり、中には恐竜柄も。村の中心にはお土産物売り場があり、布や小物を買うこともできます。

 

旅の魅力 その3
イサーン文化を体感できる寺院を巡る

ラオス文化圏の北イサーンでは、土着の信仰と合わさった独特の地域文化が根付いています。それらは伝統芸能やアート、祭りなどで見ることができます。特に寺院はユニークなものが多いので、訪れてみるといいでしょう。

ワット・チャイシー


コーンケーン県にある「ワット・チャイシ―」は、お堂の壁にびっしりと施された壁画が有名。イサーン地方に伝わる、イサーンの人々の間で語り継がれてきた物語が藍色と金色で描かれています。ユーモラスなイラストは、まるで現代アートのよう。寺院は20世紀初頭に建てられ、村人の心の拠り所となっています。

寺院では、イサーンに伝わるパフォーマンス「モーラム」も見られます(要予約)。笙のような笛「ケーン」をはじめとする伝統楽器を使った演奏や、ユニークな歌とダンスは一見の価値があります。

ライス・キャッスル


コーンケーン県の「ワット・サウェッタワン・ワナラーム」では、毎年2月上旬に行なわれる奉納祭で、巨大なお米のお城(ライス・キャッスル)が作られます。ライス・キャッスルには、100万本以上のもち米の稲穂が使われます。お城は金色に輝き惚れ惚れするほど。夜になるとイルミネーションで彩られ、とてもフォトジェニックです。

 

旅の魅力 その4
本場のイサーン料理を堪能する


バンコクでも人気の高いイサーン料理ですが、やはり本場はひと味違います。地元で採れた新鮮な食材を使った料理は、滋味深く自然の恵みを感じられることでしょう。


イサーン料理は辛味が強く、魚の発酵ペースト(プラーラー)やハーブを多用していることが特徴。代表料理には、ガイヤーン(鶏の炭火焼)やソムタム(青パパイヤのサラダ)、ラープ(ひき肉とハーブの和え物)などがあります。
北イサーンの主食はもち米。もち米を手でくるくる丸めて、料理と一緒にいただくと格別のおいしさです。食材も、バンコクでは見られないイサーンならではの調味料や野菜を使っているので、ぜひご当地ならではのグルメを味わってみてください。

コーンケーン県ではマンゴー栽培も盛ん。毎年東京・大阪で開催されている「タイフェスティバル」でも販売しています。甘みが強くジューシーと評判のおいしさです。

ミーキン・ファーム


コーンケーン県にある「ミーキン・ファーム」では、ファームで採れた新鮮な野菜や果物を使ったイサーン家庭料理が楽しめます。
広い農園にはバナナ、マンゴー、グアバ、ミニトマト、トウモロコシなどが栽培されており、鶏や水牛も飼育されています。ファーム散策やトラクター試乗体験もでき、希望によっては料理教室も。自然の風に吹かれながらいただく料理は、イサーンらしさを感じられるスペシャルな体験となることでしょう。

独特の文化を育み、他の地域にはない魅力を持つ北イサーンを旅すれば、新しいタイのおもしろさを再発見できることでしょう。タイ旅行リピーターや旅の上級者におすすめしたい、ユニークなディスティネーションです。